キヤノン 2024年Q1決算発表「ボディとレンズのラインアップを拡充しさらに強化する」
キヤノンが、2024年12月期 第1四半期 決算発表 (2024年1月~3月実績) を行いました。第2四半期以降は、ボディとレンズを拡充しEOS Rシステムをさらに強化していく事を明言しています。
カメラ市場は、昨年、商戦期である第4四半期に各社が積極的な販売促進施策をとり販売台数を伸ばしたため、今年は4%減の575万台を想定しています。
第1四半期は、「EOS R50」などを中心にミラーレスは販売台数を伸ばしましたが、昨年 第4四半期に販売したカメラが市中在庫として一部残っており、適正化のために出荷台数を絞るとともに、量販店のセルアウトを進めるための販売促進費用をかけたことで減収となりました。
第2四半期以降は、市中在庫の適正化に加え、本体およびレンズのラインアップ拡充によりEOS Rシステムをさらに強化し、静止画、動画撮影双方の需要を喚起していきます。 ミラーレス比率の上昇によりプロダクトミックスを改善し、年間で3.7%の売上成長をめざします。※説明会資料(ノート付き)より
Q1実績は前年同期比で-7.1%となっており、市中在庫の対応と販促費の影響で減収だったとのこと。しかしQ2以降は「本体およびレンズのラインアップ拡充によりEOS Rシステムをさらに強化し、静止画、動画撮影双方の需要を喚起していきます」と明言しており、今年度(2024年1月~12月)は3.7%の売上成長を目指している模様。
ちなみに今年はパリ五輪が開催されるので、フラッグシップ機「EOS R1」や「EOS R5 Mark II」の発表が期待されています。交換レンズの方は最近「RF35mm F1.4L USM」「RF24mm F1.4L USM」「RF50mm F1.4 IS USM」などのF1.4単焦点レンズが噂されています。