キヤノン「高付加価値カメラへのシフトを加速させていく」
キヤノンが、2024年12月期 第1四半期 決算 (2024年1月~3月実績) の質疑応答(Q&A)資料を公開しました。個人的に興味深かったポイントをピックアップしました。
Q7. イメージングの第1四半期の実績をみると、年間見通しはハードルが高くみえるが どうか。
A7. 第1四半期に売上が落ち込んだカメラ、ネットワークカメラ共に市場が縮小しているわけではなく、セルスルーは伸びている。セルインを抑えたことで、市中在庫も標準の水準まで落ち着いたと考えており、第2四半期以降、ネットワークカメラは従来の2桁成長に戻ると考えており、カメラもミラーレスカメラのラインアップ拡充により高付加価値カメラへのシフトを加速させていく。※説明Q&A要約資料(PDF)より
キヤノンは今回の決算発表で「本体およびレンズのラインアップ拡充によりEOS Rシステムをさらに強化し、静止画、動画撮影双方の需要を喚起していく」事を明らかにしており、今回のやり取りを見てみると " 高付加価値カメラ " を中心にラインアップ拡充を図りそうな印象です。
今のところフラッグシップ機「EOS R1」や5シリーズ「EOS R5 Mark II」の登場が期待されており、噂通り登場する可能性が高いかもしれません。他にも新たな価値観を提案するモデルも登場する可能性はあるのでしょうか。