ホーム > カメラニュース 2025 > キヤノンとリコーは、単に見た目がレトロなカメラを作りたいとは思っていない

キヤノンとリコーは、単に見た目がレトロなカメラを作りたいとは思っていない

PetaPixelが、キヤノンとリコー(ペンタックス)がヴィンテージスタイルカメラに対してどう考えているのか取材記事を掲載しました。両社は、見た目だけがレトロなカメラを作りたいとは思っていない感じです。

レトロ

キヤノンの見解
キヤノンは他のCP+2025 インタビュー記事でも語っていますが、単にヴィンテージ風なデザインだけ採用するのでは満足出来ず、システム全体のバランスを取らなければならず、レンズやアクセサリーなどゼロから設計する必要があり、エルゴノミクス的な使い勝手も考慮する必要があるとのこと。PetaPixelは、加藤氏は " ノー " と言わなかったがキヤノンが挙げた想定する問題点は、今のところヴィンテージスタイルカメラを作る事はキヤノンにとって最良の決定事項にはならないと思われると掲載しています。

リコーペンタックスの見解
リコーペンタックスもこの意見に賛同しているとのこと。ヴィンテージ風のカメラを作るには、その選択に目的となる背景が必要と語っています。リコーやペンタックは長い歴史があるものの、過去は過去と割り切っており、機能や特徴に関連性があれば別であるが、単に見た目だけを優先しノスタルジックにする事を優先したくない模様。「私達の哲学とは違います。」と語っています。フィルムカメラ「PENTAX17」のデザインは例外とのこと。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

両社はヴィンテージスタイルカメラを作るにしても、単に見た目がレトロ風なだけでなく、このデザインを採用する意味や目的などの背景が必要で、操作性も担保した上で開発する必要がある事が伺えます。