キヤノンが、EOS 5D Mark III の光漏れ問題の対策を発表
キヤノンが対策を検討していたEOS 5D Mark III の光漏れ問題の対策を発表しました。基本撮影時には影響はなく、それでも気になるユーザーは別途対応するとのこと。
暗い環境下※において、ボディ上面の表示パネルの照明を点灯すると露出表示値が変化する場合があります。但し、レンズを装着した撮影では特に大きな露出への影響はございません。
もともとこの現象は、ボディキャップを取り付けたり、レンズキャップを取り付けたりする場合に起こる現象で、撮影時に基本的に影響の出ない現象ではないですから、キヤノンの対応もこういう感じになってきますよね。これでキヤノンは、この現象は不具合ではないと線引きをしたカタチになったというところでしょうか。
すでにこの現象に対応した個体は市場に出てきているようで、 この問題が起こる現象は、本体No.の頭から6桁目の数字が “1” および “2” が該当品だそうです。
それでも納得がいかないユーザーに対しては、サポートがカメラ本体を引き取って対応するそうなので、分解して光が漏れない処置を施すのではないでしょうか。
ちなみ同日 5D Mark III のファームウェア (Version 1.1.2) も公開されていて
- 新規アクセサリーの “GPSレシーバー GP-E2” に対応
- カメラの電源がOFF(オートパワーオフ)状態からシャッターレリーズした際に、タイミングによってはピンク色被りの画像が生成されることがある現象を修正
- HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影時に 1 枚撮影後にカメラの動作が停止する現象を修正
- 撮影した画像のExif情報の “撮影時間” が、実際に撮影した時間よりも遅い時間が記録されることがある現象を修正
- サモア国・諸島のエリアタイムゾーンを修正
- メニュー画面のフィンランド語の誤表示を修正
…だそうです。
ファームウェアは色々な公的なカメラサイトやITサイトに掲載されていますけど、何気にこの光漏れ現象の発表はひっそりと発表しているのがへんな感じ…w