フォクトレンダー Xマウント NOKTON 35mm F1.2 発表 Xマウント専用設計
コシナが、フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 Xマウントを正式発表しました。富士フイルム Xマウント専用として設計した大口径単焦点レンズとのこと。2021年8月発売予定で希望小売価格は78,000円+税となっています。量販店売り出し価格もチェックしてみました。
NOKTON 35mm F1.2 Xマウント 基本スペック
- 焦点距離 : 35mm (35mm換算 53mm)
- 口径比 : 1 : 1.2
- 最小絞り : F16
- レンズ構成 : 6群8枚
- 画角 : 44°
- 絞り羽根枚数 : 12枚
- 最短撮影距離 : 30cm
- 最大撮影倍率 : 1: 6.7 (35mm換算:1:4.5)
- 最大径×全長 : φ59.6×39.8mm
- フィルターサイズ : φ46mm
- 重量 : 196g
- レンズフード : 専用ねじ込みフード付属
- 絞りリング : 装備(マニュアル絞り)
- 電子接点 : あり
ソニーEマウント用「NOKTON 35mm F1.2 SE」のような非球面レンズを採用していませんが、異常部分分散ガラス1枚を採用した6群8枚のレンズ構成となっています。Eマウント用「NOKTON 35mm F1.2 SE」のレンズ構成は7群9枚となっているので今回の「NOKTON 35mm F1.2 Xマウント」は新たな設計が施されたレンズである事が分かります。デジカメWatchの記事によると「NOKTON Classic 35mm F1.4 VM」に近い光学設計の模様。
両レンズのレンズ構成図を比較してみると、同じ思想で光学設計された事が伺えます。電子接点が搭載されていますが、制限があり製品ページに詳細が掲載されています。あと絞り羽根12枚を採用する事により美しいボケ味を実現している事を特徴の1つに挙げ、マニュアルフォーカスレンズだけに適度なトルク感と滑らかな操作感のフォーカシングを実現しているとのこと。
電気通信対応機種
- X-H1
- X-T4
- X-T3
- X-T2
- X-PRO3
- X-S10
- X-E4
- X-T30
電気通信非対応機種
- X-T1
- X-Pro2
- X-Pro1
- X-T20
- X-T10
- X-T200
- X-T100
- X-E3
- X-E2
- X-E1
- X-M1
- X-A7
- X-A5
- X-A3
- X-A2
- X-A1
対応している機種でもボディ設定変更を推奨しており…
- 絞り値表示設定をTNoからFNoに変更を推奨
- 被写界深度表示をフィルム基準(製品に刻印されている深度目盛りと同値)に変更を推奨
- 最新ファームウェアを使用すること
…を推奨しています。非対応カメラでこのレンズを使用する場合、ボディ設定の[レンズなしレリーズ]を”ON”に設定変更してくださいと掲載しています。詳細は公式ページに掲載されているので、購入を検討しているXユーザーさんは注意事項を良く読んでから購入した方が良さそうな予感。
あとデジカメWatchの記事によると電気通信について富士フイルムからの情報開示を受けて開発しているそうです。
量販店売り出し価格(税込)
- ヨドバシカメラ … 76,800円
- マップカメラ … 69,120円
- カメラのキタムラ … 69,120円
- ビックカメラ … 76,800円
すでに量販店は予約受付を開始しており、売り出し価格は上記のようになっています。Xマウント待望のフォクトレンダー NOKTONレンズの登場で、評判が良ければラインアップが増えていくかもしれません。ちなみに公式サンプル画像は5枚公開されています。