レンズ内手振れ補正技術訴訟 ニコン勝訴でシグマに15億円支払い命令
ITmediaが、ニコンとシグマによるレンズ内手振れ補正技術訴訟判決を伝えています。原告のニコンが勝訴し、シグマには15億円支払い命令が下されたとのこと。現時点で両社からこの判決に関するプレスリリースはありません。ソース元は、産経新聞になります。
ニコンは124億円の損害賠償を求めその訴えが認められ、シグマ側の利益を101億円と認定し、その15%にあたる15億円をシグマに支払い命令が下されたそうです。この訴訟が起こってから、ニコンが新型デジタル一眼レフを発売すると、その機種でシグマ製レンズの手振れ補正やAFが上手く動作しないような事もあったりと、何気にユーザーにまで影響を及ぼしていた訴訟かも。
最近のニコンは、米国でNikon 1に瓜二つののPolaroid iM1836に対してデザイン特許権等侵害訴訟を起こし最終的に販売停止に持ち込んでいて、これも記憶に残っている方は多いのではないでしょうか。
東京地裁の判決で、今後両社の動向に注目です。
ニコンはその一方で、日本電子と資本提携し、顕微鏡ビジネスを強化していく事を発表しています。健康・医療分野にどこまでニコンが食い込んでいけるかも気になるところです。