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Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K 現時点で期待し過ぎは禁物

先日 " Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K " が発表され、かなり盛り込んだ仕様と戦略的な価格設定で話題ですが、発表日にImaging Resourceがコラム記事を掲載し、スペックシート上素晴らしく見え絶対にキラーカメラになって欲しいと思うが、過去の経験上 現時点で期待し過ぎてはいけないとコメントしています。

記事の前半は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kのスペックを紹介し汎用性の高さを解説しています。「すべてがとてもクールな仕上がり。」としながらも、過去のBlackmagicカメラの経験上 特にPocket Cinema Cameraにおいて撮影時の不具合を経験した事があり、その時のトラブルを考えるとテンションは上がらないとしています。あと今回LP-E6タイプのバッテリーを採用していますが、どのくらい効率的な撮影時間を実現しているのか懐疑的で、実際このカメラで撮影を行う場合、数時間撮影可能である事が必要となってくると語っています。

あくもでも過去の話であり個人的な経験であり、現在のBlackmagicは違うかもしれないとのこと。

去年cinema5Dが公開した「URSA Mini Pro Raitank Signature Edition - Raitank氏インタビュー 」動画でBlackmagicカメラの魅力を語っているのですが、4:57あたりからBlackmagicをはじめとする海外メーカーはフットワークの軽さを挙げ、日本メーカーは安定性の良さと歩留まりの良さでどの店でどの機種を購入しても必ず同じクオリティの製品が手に入るのは日本製のカメラだけであると語っています。BlackmagicやREDの製品は個体ごとに差があり、その不安定なところを " 味 " と捉えるかどうかだと思うと製品の取り組み方が日本メーカーとは違う事が伺えます。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kに興味を持っている方、もしくは初めてBlackmagic Design製品の購入を考えている方にとって、見て損はないインタビュー動画に感じます。あと11:22あたりから「一眼ムービーを潰したのは、それを始めたキヤノン」というコメントも興味深いです。