カシオ コンパクトデジタルカメラ事業 中国市場が止めを刺した模様
スマートフォンのカメラ機能が向上しここ数年でコンパクトデジカメ市場が急激に縮小し、先日カシオがコンデジ市場の撤退を発表しましたが、東洋経済オンラインが、カシオがなぜ2017年まで事業を続けられたのか、なぜ撤退が今だったのか紐解く興味深い記事を掲載しました。
ここ数年コンパクトデジタルカメラ市場は縮小し続けていますが、中国(やアジア)では一時期カシオのセルフィーに特化したカメラが大ブームになった事もあり2017年まで事業を続けてこれたそうです。
これまで自撮りカメラがコンパクトデジタル事業を赤字を埋める形が続いていたものの、中国スマートフォンメーカーの台頭とスマホのカメラ機能の著しい向上により差が縮まり、2017年度の営業赤字が49億円に膨らみ撤退が決定した模様。
ここ数年コンパクトデジタルカメラ事業を続けられたのが中国市場の存在だとすれば、止めを刺したのも中国市場という事になります。
カシオはコンパクトデジタルカメラ市場は撤退するものの「QV10やエクシリムを超える新たな事業領域を提案する」方向のようですが、東洋経済オンラインは平坦な道のりではないと伝えています。