タワージャズ 次世代工業用センサー 1億画素まで対応 噂のDSLR用センサーの投入時期は?
Image Sensors Worldが、SeekingAlphaが掲載したタワージャズ 2018年Q2決算記事を紹介しています。タワージャズは次世代工業用 2500万画素センサーを発表し、例の大手デジタル一眼レフ(DSLR)カメラ・サプライヤーとのプロジェクトに関して生産時期の見通しも明らかにしています。※Update : 投入時期に関して誤訳をしてしまい訂正しました。
次世代工業用センサー
1億画素まで対応可能な次世代工業用センサーで、手始めにグローバルシャッター対応 2500万画素センサーを発表し今後様々な画素数のセンサーが投入される事が伺える内容となっています。
センサーサイズをはじめとする仕様は明らかにされていませんが、現在工業用センサーにおいてグローバルシャッターや裏面照射型(BSI)などの技術が必要されている事を挙げ今後既存製品のアップデートを示唆しています。ちなみにImage Sensors Worldの別記事を見てみると、サイエンス用裏面照射型(BSI) sCMOSセンサーをAndorが発表した模様。
大手デジタル一眼レフ(DSLR)カメラ・サプライヤーと計画を進めているセンサー
タワージャズは、2018年Q1決算記事で大手デジタル一眼レフ(DSLR)カメラ・サプライヤーと第2の計画(裏面照射型センサー)を始めたところである事を明らかにしましたが、今回の記事を見る限り計画は順調に進んでいる模様。最初のプロジェクトである表面照射型センサーも計画通り進み両センサーの量産時期は…
- 第1プロジェクト : 表面照射型センサー 2020年量産
- 第2プロジェクト : 積層 裏面照射型センサー
2019年→ 2021年量産 ※その1年後に立ち上がる見通しと掲載
…と予定している事が伺えます。今回の記事では " 積層型センサー " という表現を使用していて、前回の記事では " 積層 裏面照射型センサー " の表現を使っていたので、そちらに合わせています。※Update : 積層 裏面照射型センサーに関して、最初2019年としましたが " その1年後 " という表現は流れ的に2020年の翌年の事を指していると判断し訂正しました。
43 Rumorsがこの記事を取り上げていて、パナソニックはひょっとするとソニー製センサーからタワージャズに切り替えるかもしれないと推測。タワージャズが表現する " DSLR " は厳密にデジタル一眼レフを指しているのではなく、単にシステムカメラの事を指しているかもしれないとコメントと掲載しています。未だにこのタワージャズ製 民生カメラ用イメージセンサーはどのメーカーが採用するのか分かっていません。