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BCN AWARD 2020 カメラ各部門年間販売数No.1メーカーは?

BCNが、実売データを元にした2019年の年間販売数No.1メーカーを表彰する「BCN AWARD 2020」の受賞社を発表しました。各カメラ部門でNo.1に輝いたメーカーをピックアップしてみました。

デジタルカメラ(レンズ一体型) 部門

  1. キヤノン … シェア39.3%
  2. ニコン … シェア22.9%
  3. ソニー … シェア15.2%

AWARD 2019ではニコンがキヤノンを抑えてNo.1に輝きましたが、キヤノンがNo.1に返り咲いた形に。キヤノンの39.3%のシェアは、過去のランキングを見る限り歴代最高シェアとなっています。詳細は掲載されいませんが、キヤノンのPowerShotの人気は根強く、ニコンの高倍率ズームレンズ搭載コンパクト機も人気で、BCNは販売台数ベースですが金額ベースであればソニー RXシリーズが存在感を示すのではないでしょうか。

デジタルカメラ(一眼レフ) 部門

  1. キヤノン … シェア56.3%
  2. ニコン … シェア41.1%
  3. リコーイメージング … シェア2.4%

ここ数年順位は変わっていません。しかし過去ランキングを見ると、ニコンが数年ぶりにシェア40%を超えた事が確認できます。今年はキヤノン・ニコン共にフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」と「D6」を市場投入しますし、ニコンは「D780」も発表済み。市場がミラーレスに移行する中どこまでデジタル一眼レフの存在感を示す事が出来るのか、今年はそのような年になりそうです。リコーも今年 ペンタックス APS-C フラッグシップ機を投入予定となっています。

デジタルカメラ(ミラーレス一眼) 部門

  1. キヤノン … シェア30.9%
  2. ソニー … シェア25.9%
  3. オリンパス … シェア23.4%

キヤノンは以前の決算でミラーレス上位機種(EOS R)の販売台数が計画を下回った事を明らかにしましたが、国内では " EOS Kiss M " が強いので2年連続 No.1に輝いた事が伺えます。ソニーはオリンパスを抜いて2位に。オリンパスも国内では一定シェアを獲得している事が分かります。ちなみにオリンパスは、米国・中国市場が弱点である事を明らかにしています。

デジタルビデオカメラ 部門

  1. パナソニック … シェア35.6%
  2. ソニー … シェア34.3%
  3. JVCケンウッド … シェア14%

アクションカメラ 部門

  1. GoPro … シェア75.6%
  2. ソニー … シェア8.7%
  3. SAC … シェア4.5%

GoProが圧倒的なシェアを獲得。ソニーは " RX0 " がアクションカメラとして分類されているのかどうか気になるところ。SACはGoProと比べると買い易い価格設定のアクションカメラを展開しているメーカーになります。DJIがベスト3に入りませんでしたが、DJI OSMO Actionが国内でどれぐらい売れているのか気になるところ。

主要3部門をキヤノンが制し " 三冠 " を獲得。台数ベースは依然キヤノン強しといった感じです。