国内でコロナ感染者数再び増加傾向 CP+2022 現地開催はどうなる? 会場対策をチェック
年末年始を挟んで国内でもコロナ感染者数が再び増加傾向にあり CP+2022 (オンライン 2月22日~27日 / 会場 2月24日~27日) パシフィコ横浜での現地開催がどうなるのか気になるところ。
オミクロン株
国内でもオミクロン株への感染の影響が出始めており、2021年1月9日 23:59 時点で全国で新たに確認できたコロナ感染者数が8249人と増加傾向に。東京は1223人、パシフィコ横浜がある神奈川県は443人。オミクロン株は重症化する可能性は低いが、感染力が高いと言われています。
海外と比べれば感染者数は少ないと思いますが、今回の年始年末は2~3年ぶりに帰省した方も多いのではないでしょうか。CP+2021は2月下旬に開催予定だけに、このまま感染拡大すればピーク時に開催日を迎える可能性があり、現地開催を中止しオンラインのみの開催になる可能性があります。
現地開催を行うのかどうか決断するデッドラインは2週間前あたりな印象。
会場の対策
出展社に向けた資料(PDF)を見ると、出展社スタッフの管理をはじめ会場の運営・設営に関した手引きも掲載しています。検温・手指消毒・マスク着用は当たり前でワクチンパスポートなどの証明書の提示が条件となる場合がある模様。出展社スタッフ・来場者はQRコードで管理するとのこと。ステージプログラムに関しては原則オンラインで行う事とし、CIPAが会場に用意した感染症拡大防止対策を施したプレゼンテーションステージ(有料)も使用できる模様。※ステージA・B・Cを用意し客席は20~30席。使用料は40分で20,000~30,000円となっています。
CP+の醍醐味の1つに " タッチ&トライ " がありますが、上記のようにルールが決められています。人と人の距離は1m以上を保ち、タッチ&トライは1回15分とのこと。上記のイラストを見ると行列は通路にはみ出さずに1m間隔で並ぶ必要があり、会場の混み具合によっては入場制限が必要になりそう。
- 来場者の入場は完全 WEB 登録制とします。
- 感染拡大状況に応じて来場時間の分散化など 対策を講じます。
- パシフィコ横浜に定められた最大収容人数を超える場合は、入場制限を実施します。
CIPAがどのくらい来場者数があると見通しているのか分かりませんが、来場者数は完全 " Web " 登録制で、状況を見ながら入場制限を行う事を明らかにしています。各ブースの運営方針を見る限り、パシフィコ横浜で定められた最大収容人数は多すぎな気がしますが、どうでしょう。資料を見ると出展社スタッフ数削減も求められており、スタッフが制御可能な入場者数を保つ必要が出てきます。
CP+に行った事がある方なら分かると思いますが、会場内の空気はあんまり良くなく、自分の場合夕方あたりになると喉がゴロゴロしてしまいます。会場内は温かいですが寒い時期なので待ちすぎてイライラしちゃう人も出てきそうな予感。
新型コロナウィルス感染症の影響は、依然予断を許さない状況が続いていますが、出展社から も来場者からもパシフィコ横浜での会場イベント開催を望む声は多く、この度、安全対策を最大限 に実施した上で、3年ぶりに会場イベントを行うことになりました。
どうやら来場者だけでなく、出展社も会場イベント開催を望む声は多い模様。今回はオンラインと会場によるハイブリッド開催を予定しており、会場が無理になってもオンラインで開催できる体制で一種の保険を掛けている感じでしょうか。
この資料には、ブース出展単価をはじめオンライン出展料や、人気のアウトレット出店の参加・手数料など掲載されていて興味深い。
CIPAのキーノート、上級エンジニアによるパネルディスカッション、ワールドプレミア発表などは、オンラインのプレ・イベントで開催予定
CIPAのキーノートをはじめ注目の " 上級エンジニアによるパネルディスカッション " や " ワールドプレミア発表 " などはオンラインのオープニングイベントとして組み込まれ、2月22日~23日のプレイベント期間中に行う予定の模様。なので会場開催が中止になっても影響を受けないカタチに。
今年のワールドプレミアは何が発表されるのか?
去年のCP+2021では13機種の新製品が発表されました。今年のCP+2022ではどのような新製品が発表されるのでしょうか。ただ気になるのは現在チップ不足の影響が大きく、新製品発表時期を少し後ろにズラす可能があり、予定通り発表されたとしても予約が必須でしばらく需要が供給が上回りそうな予感。※上記のスクリーンショットは「CP+2021 報告書 (PDF)」より
先日富士フイルムが「X Summit 2022」を5月に開催する事を告知しましたが、チップ不足やコロナの影響を踏まえて設定した開催時期かもしれません。今のところOMデジタル「WOWカメラ」とパナソニック「GH6」は、CP+2022に向けた発表が期待されています。
現時点でCP+2022に向けたソニーの新製品発表の噂ありませんが、この1ヶ月で新製品情報(噂)が登場してくれる事に期待。リコー(ペンタックス)とシグマは、毎年CP+に向けて何かしら動きがある事が多く個人的に日本市場を大事にしているメーカーな印象です。タムロンやトキナーの動きも気になるところ。去年オンライン出展しなかったコシナが今年出展するのかどうか。
キヤノンとニコンはCP+を軽視するというか、CP+を新製品発表の場にしない年があります。去年は両社ともCP+に向けたワールドプレミアは行いませんでした。今年キヤノンとニコンはCP+2022に向けて何かしら新製品を(開発)発表する予定があるのかどうか気になるところ。
スケジュール的にCP+の記者発表が1月中旬に予定されているので、出展社が公開され様々な情報が発信されると思います。会場マップ(フロア・プラン)の公開も楽しみ。そして徐々にCP+2022に向けて新型カメラ&レンズ情報(噂)が動き出します。