CineDとITmediaによるイメージセンサーサイズあるある
知っている方はすでに把握済みでセンサーサイズあるあると思いますが、CineDがイメージセンサーサイズの真実と題して1インチセンサーの対角長は1インチに満たないと伝えています。
Tech系 超有名インフルエンサー Marques Brownlee氏の動画が今回の記事を掲載するきっかけになった模様。
- 1インチセンサー … 13.2x8.8mm 対角15.8mm
- MFTセンサー … 17.3×13mm 対角21.6mm
- APS-Cセンサー … 3.4×15.6mm 対角29.3mm
- フルサイズセンサー … 36×24mm 対角43.2mm
1インチ=25.4mmなので1インチセンサーやMFTセンサーの対角長は1インチに満たないというもの。
ITmediaの古い記事(2012年3月)も分かり易く、今回のCineDの記事をミックスしてまとめてみると…
- 1インチセンサー … 対角長表記ではなく昔の生放送用カメラの心臓部のブラウン管の直径が1インチで重要な部分の受光部が15.9mmだった事が由来する
- MFTセンサー … 独自規格
- APS-Cセンサー … 厳密に規定されたサイズはない
- フルサイズセンサー … 厳密に規定されたサイズはない
ITmediaによると1インチセンサーより小型な1/2.3型や1/1.8型など表記されたイメージセンサーは対角長を表しているとしていますが、サイズは厳密に規定されたものではなく各社搭載製品によって多少の差異があるとのこと。
両記事には掲載されていませんが、フルサイズセンサーは35mmフィルムの " 36×24mm " が基準となっており、1インチセンサーとフルサイズセンサーはベースとなるモノがある事が確認できます。特に1インチセンサーは、数値(単位)がセンサー名になっているので、これがややこしくしている原因の1つかも。
液晶モニタなどのサイズは対角長で表現しますが、基本的にイメージセンサーのサイズは対角長基準ではなく、単に個別のセンサーサイズの大きさを区別する表記と理解しておいた方が良さそうです。