GoPro 2023年にラインアップを拡充する計画 プロ市場に向けて2機種を追加?
The Vergeが、2021年2月3日に行われたGoProの決算発表においてGoPro CEO Nick Woodman氏が、2023年にカメララインアップを拡充する計画を明らかにしたと伝えています。
GoProは現在「GoPro HERO」と「GoPro MAX」の2製品を展開。以前派生機的なモデルがラインアップされた事がありましたが、現在のGoProは「HERO8」以降エントリー・ミドル・ハイエンドという製品ラインアップはしておらず、最新機種がフラッグシップ機であり、1世代前の旧製品をエントリー・ミドル的な位置付けで販売しています。※good / better / best を エントリー・ミドル・ハイエンド と意訳しました。
プロ市場を狙う
今回の決算発表でWoodman氏は、もっとプロ市場を追いかける事に言及したとのこと。「GoProは、誰にでも適切な " スイスアーミーナイフ / 十徳ナイフ " を作りたいだけではない」とコメントし「現行のGoPro HEROや360°カメラ(MAX)が提供している以上のモノを必要していると思われる人々に焦点を当て、特定のユースケースにフィットする " プレミアムソリューション " を作りたい。」と語った模様。このプレミアムソリューションを " 本当に良いナイフ " と表現しています。
ラインアップに加わる新型カメラの技術とコスト管理
「新たにラインアップに加わるカメラは、異なる目的で仕上がっていてもGoProが現在使用している技術に基いている」と明らかにした事も掲載。" derivatives / 派生的 " という表現もしていたようで、まったく新しい技術で別ジャンルのモノを作るのではなく、GoProの延長線上にある新たなモノを今ある技術で作る感じでしょうか。そうする事でコストを抑える事が出来る発言も確認できます。
GoProの決算発表のプレスリリースをチェックしている方はご存じと思いますが、GpProのサブスクリプション・ビジネスは好調で2021年のサブスクリプションの売上は前年比131%増。今回の記事の最後で「ロードマップ的に新しいクラウド機能と全てが新しいサブスクリプションベースのデスクトップ・アプリが含まれる」と語った事を掲載しており、さらに強化していく方向性である事が伺えます。
現時点における「GoProサブスクリプション」は年間6,000円で…
- 容量無制限のクラウドへのバックアップ ※GoPro Fusionは非対応
- Quikアプリの機能制限の解除 ※このアプリのデスクトップ版を予定しているのかも
- GoPro.comで最大50%オフ ※gopro.com購入が前提
- 理由を問わないカメラの交換補償 ※同一モデルで年間2台が上限
- 新しいGoProが100ドルお得に購入可能 ※GoPro.com購入が前提で年間3台が上限
…となっています。GoProは量販店でも販売していますが自社オンラインサイトでの販売をメインに移した戦略に舵を切っています。