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2022年のカメラ市場は回復傾向報道 1月-10月出荷額は前年同期比で38.4%増

ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、2022年のカメラ市場は回復傾向にあると伝えています。2022年1月~10月の出荷額は前年同期比で38.4%増の5460億円とのこと。

スマートフォンの普及などで低調だったカメラ市場だが、2022年は回復が鮮明になった。カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、1-10月のデジタルカメラの出荷額は前年同期比38.4%増の約5460億円と好調に推移している。※ニュースイッチ :「スマホのあおり食った」は一面的な見方、回復鮮明なデジカメ市場をけん引する機種より

2022年1月~10月のミラーレス機の出荷額は4168億円、一眼レフは721億円となっており、ミラーレス機がカメラ市場を牽引している事が伺えます。この流れの中で各社は魅力的な機種を投入しつつあり、キヤノン「EOS R6 Mark II」、ニコン「Z 30」、富士フイルム「X-T5」、ソニー「α7R V」などを挙げています。

あとCIPAの興味深い見解も掲載されており…

「デジタルカメラがスマホのあおりを食ったという見方は一面的だ」と強調。スマホの存在により、カメラの潜在需要が広がったとする。※ニュースイッチより

…とコメント。これまでスマートフォンはカメラ市場においてコンパクトデジタルカメラやエントリークラスのレンズ交換式カメラを喰ったと言われ続けていましたが、CIPAは違う側面を見い出しています。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

カメラ市場で一番需要が高いのが " 10月~12月 " なので各社がどれだけ売り上げの伸ばすのか注目したいところです。2023年は本格的に景気が落ち込む時期が来ると思われ、カメラ市場にどのくらい影響を与えるのか気になるところ。ユーザー視点で見ると販売価格の値上げは直接的な影響が多く、ライカが2023年1月に再度値上げするニュースも登場済み。日本のカメラ&レンズメーカーも2023年に一部製品の値上げを再び行うかもしれません。