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雑談 : EUのUSB Type-C義務化 デジタル一眼レフ2025年問題

EU(欧州連合)が充電端子をUSB-Cに統一化する指令が2024年12月末に発効されますが、これはスマートフォンだけでなくデジタルカメラまども含み海外で徐々にデジタル一眼レフ2025年問題が囁かれるようになってきたので雑談を少しだけ。

個人的にEUのUSB-C端子義務化はアップルのLightning端子潰しのようなイメージがありましたが、先程言った通りスマートフォンやタブレットだけでなくデジタルカメラも含みます。来年2024年12月28日から充電端子をUSB-Cに一本化され、USB-Cで充電やデータ転送出来ない電子デバイスはEUで販売できなくなるのです。この規制は、急速充電をサポートする充電速度も調整される模様。

デジタル一眼レフ2025年問題

ここで問題になってくるのは、新型機が投入される事がめっきり少なくなったデジタル一眼レフと併売されている型落ちミラーレス機。どうやらUSB-C端子を採用していてもUSB-C経由で充電が出来ないと引っ掛かる模様。

なので現在発売されているデジタル一眼レフの多くが、このUSB Type-C義務化に引っ掛かってしまいます。もちろんUSB-C端子を採用していないミラーレス機も。

この規制が施行される前からある在庫は、施行後でも販売可能な模様。

カメラメーカーはどう対応するのか

すでにカメラ市場はデジタル一眼レフからミラーレス機に移行しており、この欧州のUSB Type-C義務化にカメラメーカーはどう対処するのか気になるところ。特にデジタル一眼レフに対して。

欧州のみデジタル一眼レフの販売を終了し他の地域で販売を続ける手段はあると思いますが、欧州市場を手放してデジタル一眼レフの販売を維持できるのかどうか…デジタル一眼レフを終売する良いタイミングという見方もできます。

ミラーレス機の方は対応できていない機種は販売を終了し、USB-Cに対応した新型機を出すだけですが、デジタル一眼レフに関しては存続の危機に陥る可能性があるのではないでしょうか。少なくとも欧州において。

充電器の話も少しだけ

少し話は変わりますが、今回のEUの義務付けはUSB-C端子だけでなく、充電器にも焦点が当てられています。購入時に充電器が付属しているのかどうかが分かるピクトグラム表示を義務付けられる模様。どうやら充電器が必要か不要か選択可能にするためで、将来的にどうなるのかどうか分かりませんが世界基準で充電器が別売りがスタンダードになると個人的には嫌だな~と。わざわざ充電器を同梱してるバージョンと同梱していないバージョン2つを販売するのかどうか気になるところ。

すでに充電器が付属していない機種があり、それは価格を抑えるためと思っていましたが、将来的に全機種 充電器を別売りにする事を見据えているのかな~と思い始めてしまいました。パッケージも簡素化されてきてますよね。