富士フイルム X-Pro2 と XF100-400mm を触ってきました あと写真展が凄かった
4年ぶり刷新されフジフイルムスクエアで先行展示されている 富士フイルム X-Pro2 と フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR を触ってきました。スタッフさんに詳細や使い方説明してもらいながらタッチ&トライしたインプレッションになります。やっぱりX-Proシリーズは、ライカカメラへのリスペクトを感じます。
X-Pro1が登場してから4年ぶりとなる後継機ですから、中身はすべてが新しくなったと言って良い仕上がりに感じました。2400万画素 X-Trans CMOS III センサー & 描画エンジン X Processor Pro が搭載されていますが、画素数が大幅に増加したもののISO高感度耐性は、X-Pro2の方が上だそうです。あとX-T1同様にソフトフェアで強化できるものは、ファームウェアアップデートで強化していくとのこと。
X-Pro2は位相差AFが強化されているので、X-Pro1と比べるとかなり快適に感じます。切り替えレバーで切り替え可能な " アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー " もこのカメラの魅力的なひとつで、細かい使い方はスタッフさんに教えてもらいながら撮影したのですが、やっぱりファインダーって撮り手のマインドを左右する要素のひとつだな〜と実感。上面のISO感度操作は、ダイヤルを上に引き上げて回すスタイルになっています。
あとシャッターフィールがすごく良くなった気がします。聞いてみたら「多くの多くのお客様からこの事はよく言われます。」とスタッフさんがコメントしていたので、これは何枚か撮っただけで感じる事かもしれません。カスタマイズ性も上がり、メニュー周りのデザインも変更されているようなので、スタッフさんに色々聞くのがベスト。
このX-Pro2は " 4K " には対応していませんが、海外メディアのインタビュー記事で 「描画エンジン Processor Pro は、4Kに対応している」情報が登場しこの事を聞いてみたのですが、やはり4Kに対応している描画エンジンみたいです。ただしX-Pro2は静止画・写真がコンセプトなカメラだけに採用されなかったようで、よく見るとボディに動画撮影用ボタンすら配置されていない事が分かります。自分が触ったX-Pro2は、上面のFnボタンに録画機能が割り当ててありました。
新フィルムシミュレーション ACROSは、背面モニタ経由だとモニタが綺麗過ぎてニュアンスが掴めない印象。プリントアウトされた画像を見ると粒感いいかも。モノクロ写真好きな方は、ACROSとグレイン・エフェクトの組み合わせで表現の幅が広がりそうです。
2Fで世界各国のX-PhotographersがX-Pro2で撮影した写真展(無料)を開催しているのですが、これが凄い! 入場料取っても良いぐらいの写真展で、X-Pro2の描画と世界観を堪能できる印象。フジフイルムスクエアにX-Pro2をタッチ&トライに行く予定のある方は、この2Fに開催されている写真展に行く事をお勧めします。※2Fで開催されている写真展は2016年1月24日まで開催
フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR も触ってきました。はっきり言ってX-Pro2やX-T1であれば、普通に手持ち撮りできる印象です。X-Pro2とXF100-400mmの組み合わせでタッチ&トライしたのですが、ハンドグリップ MHG-XPRO2を付けるとX-Pro2でも良い感じ。レンズロードマップ的には、発売が遅れましたが、レンズ開発陣のこだわりが伝わってきます。
X-Pro2との組み合わせでAFがもたつく事はありませんでした。あと撮影距離のリミッタースイッチみたいなものが付いていて、これをちゃんと切り替えて使用すれば快適なAFを維持できるようです。
このレンズは前玉が大きいので全体的に大きく見えるのですが、いざ持ってみると思ったよりフロントヘヴィな感じはないし、5段分のレンズ内手振れ補正(OIS)の効果も実感できます。X-T1の最新ファームで動体撮影機能が強化されましたが、このレンズとの組み合わせで実際フィールドでどのくらい威力を発揮してくれるのか興味津々。
手持ち撮りし易いように三脚座をできるだけ小さくしたそうで、確かにその恩恵を感じます。レンズフードがスライド式(?)ではないのが少し残念だったかも。このレンズは、X-T1で使用する方が多いと思いますが、X-Pro2+ハンドグリップでも充分イケそうな感じです。でもやっぱりX-Pro2は、単焦点レンズが似合います。