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富士フイルム インタビュー記事 X-T2とX-Pro2の違い そして中判カメラ

dpreviewが、3人の富士フイルム・マネージャー インタビュー記事を掲載しました。先日発表されたX-T2とX-Pro2の違いや、X-T2のあり方、APS-Cセンサーを採用する意味、中判カメラなどに関するインタビュー記事になっています。

X-Pro2 と X-T2 は個性の違うフラッグシップ機ですが、今回のインタビューでもその立ち位置を説明し、X-Pro2はスナップやルポルタージュを念頭に置いた特別な静止画カメラで、X-T2は、デジタル一眼レフやコンパクトカメラそしてプロ写真家や写真愛好家など幅広い層をターゲットにしたカメラである事を語っています。

上記の理由で、X-T2には " 4K動画撮影機能 " が採用され、スポーツカメラマンもターゲットユーザーで、AFが強化されパワーバッテリグリップも用意した趣旨のコメントがあり、X-Pro2 と X-T2 のAFシステムは完全に違うアルゴリズムが採用されている模様。X-Pro2も次回ファームウェアアップデートでこのアルゴリズムが採用されますが、AF-C カスタム機能はX-T2独自機能になるとのこと。※プレスリリースでX-Pro2にAF-C カスタムは採用されない事は明らかにされています。

もともと富士フイルムは、X-Pro2に4Kは必要ないと考えていて、サイズ維持のために4K動画撮影用のヒートシンクが非搭載とのこと。対応させるには、ヒートシンクを搭載しないと無理みたいです。

ミラーレス機の多くはタッチパネルを採用していますが、X-T2はタッチパネルを採用していません。その理由にXシリーズは、ダイヤル操作を重要視しているとのこと。あとファインダーに集中してもらいたいとの思いもあるようです。X70にタッチパネルが採用されたのは、ファインダーが無かったからだそうです。

レンズロードマップに関する質問にも答えていて、先日更新され掲載されたレンズの開発が優先されるようですが、超望遠単焦点レンズ、フィッシュアイレンズ、ティルトシフトレンズの開発も視野に入っていそうなコメントも見受けられます。

APS-Cに注力しXシリーズはフルサイズ画質でありほとんどユーザーが満足できると思うが、仕事で中判カメラを使用している方にとってAPS-Cは小さ過ぎ、我々の最終的な目標はすべてのユーザーを満足させる事にあると、少し含みを持たせたコメントも。噂通り中判カメラを開発しているのでしょうか。

VR関連製品に関しては、現時点で計画はないそうです。