富士フイルム 2018年以降の製品展開のヒントとなるインタビュー動画
Fuji Rumorsが、タイで行われた約1時間にわたる富士フイルム インタビュー動画の内容をリストアップし紹介しています。今後の製品展開のヒントになる内容となっている印象。
レンズ交換式フルサイズ機 …「フルサイズ機の計画は無く、我々は高品質はAPS-Cと中判をラインアップしている」といつものようにフルサイズ機の可能性についてきっぱり否定している模様。
フルサイズセンサー搭載 X100F 後継機 …「最も重要な事はデザインとサイズで、フルサイズセンサーを搭載するとカメラとレンズが大きくなってしまう。」「コンパクトであるという事は、X100ラインで重要なファクターであり、そのような重量なポイントを見逃したくはない。」 X100シリーズは、あのサイズ感を重要視している事が伝わります。
ソニーが、フルサイズセンサー RX1シリーズを展開しているので、フルサイズコンパクト機の市場が大きくなった時は可能性はあるのでしょうか。RX1シリーズにはX100シリーズのようなハイブリッドビューファインダーを搭載せずコンパクトに仕上げていている事をFuji Rumorsは指摘しています。
中判センサー搭載レンズ固定式コンパクト機 … はっきりした回答はなかったようで、コンパクトに仕上げるのであれば " 固定式レンズ " が現実的で、固定式マニュアルフォーカスレンズでもX100Fよりはるかに大きなカメラになるそうです。
今後のAPS-Cセンサー搭載機の画素数 …「画質とスピードのバランスを考える必要があり、高画素になると処理に時間が掛かるので、2400万画素で十分である。」「画素数を増やす状況におかれた場合、我々は検討するが、スピードと画質を考慮しなければいけない。」「高画素な画像が必要であれば、我々はGFX 50Sをラインアップしている。」すでにX-T3 情報(噂)は登場済みで、3000万画素を超えないと噂されているので、それを裏付けるようなインタビューとなっています。
今後のボディ内手ブレ補正機構(IBIS)の展開 …「画像品質を維持するために富士フイルムは現時点で " 大きなIBISユニット " が必要になる。」どうやら小型なXシリーズにIBISが搭載される事は、少し先の話かもしれません。
製品プランニング カメラ&レンズの開発期間は? …「アイディアを固めたら1年ほどで完成するが、その前の議論を含めれば2年掛かる」「レンズ開発に関しては、さらに時間を要する。」加えてXシリーズ・ユーザーやプロ写真家の意見をフィードバックし開発・ファームウェアアップデートを行っている事もコメントしています。
他にも10bit 4:2:2は色々試みているようですがプロセッサーには限界があり現時点では難しい事や、ETERNAは他のXシリーズにファームウェアで対応する可能性や、X-T2 次のファームウェアアップデートを検討中である事や、XF200mm F2は今年後半発売を予定、タッチパネルはさらなる機能追加・改善が可能、バリアングル式はパーツ的にカメラが大きくなってしまう事も語っている模様。
先日登場した " X-H1 インタビュー動画 " も興味深い内容となっています。