富士フイルム X-T2 新ファームウェア Ver.4.00 正式リリース
富士フイルムが、X-T2 最新ファームウェアアップデート Ver.4.00を公開しました。フォーカスブラケット機能追加やF-Log SDカード記録など9項目に及ぶ強化ファームウェアとなっています。
フォーカスブラケット機能追加
- フォーカスブラケットは、ピントの位置を少しずつずらしながら1回のシャッターで最大999コマまで撮影ができる機能です。
- ピントの移動量は10段階から選択できます。
シネマレンズ「フジノンレンズ MKX18-55mmT2.9」「フジノンレンズ MKX50-135mmT2.9」に対応
- 絞り値の表示、記録に対応します。絞り単位はT値/F値から選択することができます。
- 距離指標の表示に対応し、マニュアルレンズでありながらLCD/EVFでフォーカス位置を確認できます。
- ディストーション、色/輝度シェーディング補正に対応します。
- レンズポジション情報を元にAWBを最適化し、フィルムシミュレーションの多彩な色再現を引き出します。
撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定
- 撮影モード時に表示されるGUIアイコンや情報表示をLCD、電子ビューファインダー、それぞれで拡大表示できます。
- 拡大表示時に撮影モード画面内に表示する情報をカスタム設定することができます。
F-Log SDカード記録に対応
- F-Log撮影データをSDカードへ記録することが可能となりました。
FULL HDハイスピード撮影に対応
- フレームレートが120fpsまたは100fpsのFULL HD動画撮影が可能となりました。
像面位相差AF性能の向上
- 低照度限界を0.5EVから-1EVへ約1.5段分拡張し、暗所でのAF速度・精度が向上。
- 像面位相差AFが動作する最小小絞りをF8からF11へ拡大。被写界深度を深くする場合や、超望遠ズームレンズ「フジノン XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」に2倍テレコンバーター「XF2X TC WR」を装着して使用する場合等でも、像面位相差によるAFが可能となりました。
- ズーム操作中のAF-C機能が向上し、被写体が激しく動くスポーツ撮影などで威力を発揮します。
- 捕捉性能の向上により、野鳥や動物の毛並みのような微細なテクスチャーを持つ被写体でも精緻に撮影が可能となりました。
フリッカー低減機能追加
- フリッカー低減は、蛍光灯や水銀灯など照明のちらつきがある不安定な光源下での連写撮影でも安定した露出を実現し、インドアスポーツの撮影などで威力を発揮します。
フォルダー選択・フォルダー作成機能追加
- フォルダー選択・フォルダー作成機能は記録フォルダーを別のフォルダーに切り換えたり、5桁のフォルダー名を入力してフォルダーを新規作成し、次に撮影する画像をそのフォルダーに保存することができます。
カメラ設定の保存・読み出し機能にカスタム登録/編集の設定内容を追加
- 無償ソフトウエア「FUJIFILM X Acquire」(Ver.1.7以降)を介して、USB接続によるPC上でのカメラ設定の保存・読込み機能において、カスタム登録/編集で設定した内容も保存・読込みができるようになりました。
中国の富士フイルム公式サイトでフライング掲載されたX-T2新ファームウェアアップデート Ver.4.00が国内で無事公開されダウンロード可能でファイル容量は51.0MBとなっています。