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X Summit LONDON まとめ X100V X-T4 XF50mmF1.0 GFレンズロードマップ

富士フイルムが「X Summit LONDON」を開催し「X100V」発表、「X-T4」発表告知、XF50mmF1.0、GFレンズロードマップを更新しました。そのまとめ記事になります。

GFレンズロードマップを更新し「GF80mmF1.7」と「GF30mmF3.5」を追加、「XF50mmF1.8」のボケ味の仕上がり具合が分かる画像を公開し会場でAF動作もテスト、そして「X100V」正式発表を行い、最後に「X-T4」2020年2月26日発表を告知しています。

FUJIFILM X100V

製品画像やスペックそしてカタログなど様々なリーク情報が登場済みで、どのような機種なのか分かっていましたが、実際発表され仕上がり具合の良さを感じているXユーザーさんは多いのではないでしょうか。すでにプレスリリースや製品ページで詳細を確認可能な状態。会場のプレゼンで「X100V」の改良ポイントを7つ挙げていたので1つずつ見ていきましょう。

 

新レンズ

新レンズの採用 : X100シリーズは初代機から同じレンズユニットを採用し続けてきましたが、今回ついに5世代目の「X100V」で新レンズが採用される事に。焦点距離とF値はは同じ「23mm F2.0 (35mm換算 35mm相当)」ですが " フル・リニューアル " と表現しレンズの解像度が向上しシャープネスの高いレンズに仕上がっているとのこと。今回 " 非球面レンズ " が1枚増えて2枚構成に。レンズ・サイズをほぼ同じに留めながらも光学性能を引き上げたという感じでしょうか。もちろん2600万画素 X-Trans CMOS 4センサーの性能を十二分に引き出せるレンズに仕上がっている模様。クリアでシャープな光学性能をアピールしていました。

 

ハイブリッドビューファインダー

新ハイブリッドビューファインダーの採用 : 「X-Pro3」とほぼ同様のハイブリッドビューファインダーを採用し、369万ドットの有機ELのEVF、コントラスト 1:5000、色再現 sRGBカラースペース 97%、高輝度 1500cd、フレームレート 100fpsを実現しています。※「X-Pro3」のフレームレートは200fps

 

チルト式タッチパネル

チルト式タッチパネルの採用 : これまでX100シリーズの背面モニタは固定式を貫いてきましたが、ついにチルト式の採用です。これまで可動式モニタを採用してこなかったのでは " 美しいデザイン " を台無しにしたくなったそうです。3.0型 アスペクト比3:2 162万ドット チルト式タッチパネルとなっています。

 

防塵防滴仕様

防塵防滴仕様 : 特に旅行カメラとして「X100シリーズ」は完璧なカメラであるが、顧客から " 防塵防滴 " の要望が高く、デザインとサイズを損なう事なく防塵防滴仕様を実現したとのこと。ただし注意が必要で、別売りのアダプターリング「AR-X100」とプロテクトフィルター「PRF-49」を装着する事によって完璧な防塵防滴仕様になります。

 

あダイヤルコントロール

ダイヤルコントロール類 … 富士フイルムにとって重要なポイントであり「ビルトインISOダイヤル」の操作性にこだわって仕上げた模様。プレゼンでは触れていませんが、ボタン類はシンプルに配置され、グリップも形状も変更が施されています。この辺のところ実際に触ってみないと分からないポイントなので、どのようなフィーリングに仕上がっているのか楽しみです。

 

フィルムシミュレーション

新フィルムシミュレーション :「X-Pro3」で新たに採用された " フィルムシミュレーション : クラシックネガ " を採用。X100シリーズは静止画メインのカメラですが「X100V」は4k30p動画にも対応しているので " エテルナ " を採用した事もアピールしています。

 

アルミボディ

アルミニウム・ボディ (天面・底面) :「X100V」のデザインコンセプトはカメラの美を高める事で、アルミニウム素材を採用しプレス・切削加工する事でトップカバーはエッジ部分をシャープに引き立たせ、表面は美しく仕上げたとこだわりを語っています。ボディカラーはシルバーとブラックが用意されていますが、それぞれこだわりを持って仕上げているとのこと。あと背面は美しさを求めチルト式モニタは、フラットな形状になっています。ジョイスティックと背面ボタンの配置を見直し親指を置くスペースを確保している模様。あと底面のデザインにもこだわっているとのこと。

 

発売日と価格

発売日と価格 : 製品ページを見てもボディの仕上げは綺麗で、実物の仕上がり具合に興味津々。そして気になるのは発売日と価格で、国内でもシルバーは2020年2月下旬発売、ブラックは2020年3月発売を予定しています。ちなみに海外価格は、1399ドル+税とのこと。国内の予約受付開始は、2020年2月7日(金) 10時となっています。

 

FUJIFILM X-T4 2月26日発表

富士フイルム X-T4

イベントの最後の最後に飯田年久氏がビデオで登場し、新オフィス建設中である事を明かした後に「X100V」以外にもう1つ新製品があるとして2020年2月26日(水)に「X-T4」を発表すると告知。カウントダウン画像が表示されイベントは終了します。

  • 製品名は「X-T4」となる
  • バッテリーライフの向上 ※まったく新しいバッテリーを採用
  • クラス最高のEVF
  • ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)
  • パナソニック S1Hのようなチルトフリーアングル構造を採用
  • ボディは1/3インチ厚くなり、質量は5~6オンスぐらい重くなっている
  • 6K60pと10bit内部記録は期待大
  • アナモルフィック比に対応

上記のようなスペック情報(その1その2)が登場済みですが、まだ確定情報(噂)ではないので、今後精度の高いスペック情報(噂)の登場に期待です。26日に発表され、その翌日からCP+2020 (2月27日~3月1日)が開催されるので会場の富士フイルムブースは劇混みである事が予想されます。正式発表されていないのでショールームの展示開始日は分かっていませんが、CP+でタッチ&トライするよりもショールームの方がじっくり試す事ができるかもしれません。

 

GFレンズロードマップ更新

GFレンズロードマップ

GFXシステム 中判ミラーレス用交換レンズ GFレンズロードマップを更新し「GF80mmF1.7」と「GF30mmF3.5」を追加しました。

「GF80mmF1.7」は、ラージフォーマットレンズとしてF値が一番明るいレンズでポートレート撮影がメインのレンズとのこと。「GF80mmF1.7」はソフトで温かみがるイメージで、「GF110mmF2」はシャープなイメージで個性が違うレンズに仕上がっている模様。ボケ味は、とてもソフトでクリーミーな仕上がりと解説しています。レンズサイズは、「GF110mmF2」より20%小型で質量は800gを切っているとのこと。

「GF30mmF3.5」は、35mm換算 24mmの広角レンズで風景写真にピッタリで、F3.5は明るいレンズではないかもしれないが、光学性能は解像度とシャープネスが高く、歪曲は低く、コンパクトサイズに仕上がったていると解説しています。AF速度は高速とのこと。ストリートスナップの使用も提案。

 

XF50mmF1.0

XF50mmF1.0

現在開発中の「XF50mmF1.0」にも触れていて、ボケ味の仕上がり具合が分かる画像を公開。今回2020年発売予定である事を告知しました。「XF56mmF1.2 R」よりもクリーミーなボケ味を実現しているとのこと。独自ポイントとして " AF " に対応している事を挙げ、会場で初期プロトタイプを使用し実際にコントラストAFが動作する事を披露しています。

ざっくり抜き出すだけで、こんなボリュームに。