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富士フイルム「X-S10/X-T4/X-H1」IBISユニットは、30%ずつ小型軽量化が進んでいる

富士フイルムが「X-S10」発表に連動して開発裏話「X-S10開発者トーク~前編」をYouTubeに公開しました。その中で「X-S10」「X-T4」「X-H1」が搭載するIBISユニットの大きさの差が分かるシーンが登場します。

先日開催した「X Summit OMIYA 2020」で話し切れなかった開発秘話で、デザインおいてかなりグリップにこだわり、小型ボディゆえの操作性に配慮した点などを説明。メカ設計では、リアグリップ造形にもこだわり、ボタンなども様々なバリエーションを作ってデザイナーとギリギリまで詰めていったエピソードを披露。小型ボディにフラッシュ・バリングル式モニタ・IBISを搭載するには、かなりハードルが高かった模様。これまでのレイアウトだったら無理で、設計しながら内部システムの小型と再配置していった話は興味深く感じました。笑い話として各担当者による " 0.1mm単位の取り合い " だったそうです。

IBISに関しては企画段階では「何でも良いから入れてくれ」という指示があり、最初性能は低めに見積もっていたそうですが、最終的には最大6段分効果を実現したIBISを開発し、X-T4のIBIS技術をベースに小型化を進めてきた事が伺えます。IBISは軽い力で動かす事が大事な模様。

IBISは「X-H1」→「X-T4」→「X-S10」と約30%ずつ小型軽量が進んでいるとのこと。最後に「次はもっと小さく」と商品企画の渡邊淳氏のツッコミに手ブレ補正担当の入江史憲氏が「がんばります」とのやりとりで前編が終了します。