富士フイルム GFX100S「シャッターユニット20%小型化、IBISユニット薄型化を実現」
小型軽量化を実現し戦略的な価格設定の富士フイルム 1億画素センサー搭載 中判ミラーレス機「GFX100S」が正式発表され話題となっています。富士フイルムが、GFX100S開発秘話動画 前編「X lab #9」をYouTubeに公開しました。
シャッターユニット20%小型化
以前からフォーカルプレーン・シャッターユニットの大きさは懸案事項だった事が伺え、連写性能や耐久性を落すことなくモーター1つでも駆動できるようにした事がポイントとなっています。 正面視で20%小型化を実現しているとのこと。製品ページでは15%の軽量化も実現している事を掲載しています。もちろん小型化に合わせて制御方法と内部構造は見直しているそうです。
IBISユニットは薄型化を実現
配線の引き出し方向を分散し、薄型化と性能の両立を実現しているとのこと。これまで富士フイルムは、X-H1 → GFX100 → X-T4 → X-S10 → GFX100S とIBISユニットを搭載してきていますが、使い回しはなく、毎回専用設計のIBISユニットを搭載している事も語っています。小型化を実現しつつも手ブレ補正効果も上がっている事もアピール。
製品ページを見てみると、「GFX100S」のIBISユニットは「GFX100」と比べて、体積20%、重量10%削減を実現した事を掲載しています。ちなみに今回の「GFX100S」は、GF63mmF2.8 R WR装着時 最大6.0段分の手ブレ補正効果を実現。※「GFX100」よりも0.5段向上
操作系の外装を一新
フォーカスレバー(ジョイスティック)の形状を今回一新したとのこと。これまではスティック状でしたが、今回は面で操作するカタチに。実際触ってみないと分かりませんが、個人的にソニー「αカメラ」のジョイスティックのような形状になった印象です。
カタチを変更するだけでなく、中のデバイスを含めすべて見直しを掛けて、刷新しているとのこと。動かし方とフォーカスポイントの反応速度・追従性などかなりこだわって仕上げた事も明らかにしています。あとコマンドダイヤルなどの操作系の外装も一新している模様。