富士フイルム「映画用フィルムの再現ができるモードが入ったカメラは、XとGFXだけ」
CP+2021 ATOMOS JAPAN ライブ配信に富士フイルム マネージャー 大石誠氏が参加し、映画用フィルムの色・階調の再現ができるモードが入ったカメラは、XとGFXだけと語っています。
フィルムメーカーなのでお伺いしたいのですが、シネマフィルムで撮った画を撮りたのだけれどどうしたら良いですか? ※51:53あたり
- 映画用フィルムを色・階調を再現できるモードの入ったカメラは、XかGFXしかないと思っている
- 当社のカメラであるフィルムシミュレーションの「エテルナ」あるいは「エテルナ・ブリーチバイパス」のモードを使っていただければ、まるで映画フィルムで撮ったような再現が可能になりますので是非お使いください
ATOMOS JAPAN 社長 伊藤祐二氏とのライブ対談の終盤に視聴者からの質問に答えるQ&Aコーナーがあり、上記の質問に答えています。元々「LOOK」と「フィルムシミュレーション」は考え方が違うので比較は出来ないと思いますが、ここ最近ソニーのシネマ・ルックを手軽に再現できる「S-Cinetone」が話題になっているだけにピックアップしてみました。
他にもレンズにおいて興味深い質問にも答えています。
富士フイルムと言えばレンズですが、デジタルカメラ用のレンズと元々のフジノンレンズは関係あるのですか? ※52:48あたり
- フジノンレンズ…映像・放送・シネマ業界にフジンノンというブランドがあるが、実はフジンノンというブランドあるいは会社は、すでに富士フイルムと一体化している
- 私がいる事業部は、その両方の方が働いており、X/GFXシリーズのレンズは、元々フジンノン・ブランドを掲げている方々と一緒に造っている
- " フジノン " というロゴを付けても良いぐらい映像表現に優れたレンズも中にはある
- X/GFXシリーズのレンズは、フジノンと同じです
ちなみにフジノンの歴史に関しては、X Storiesがエピソードを計7つ掲載しているので参考になるのではないでしょうか。