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富士フイルム「X-H2」と「X-H2S」で階調の広げ方(アプローチ)が違う模様

富士フイルムが、X lab「X-H2」開発秘話動画 後編を公開しました。その中で両カメラは " F-Log2 " に対応していますが、両機種の階調の広げ方(アプローチ)が違う事を明らかにしています。

2600万画素を搭載する「X-H2S」のF-Log2時のダイナミックレンジは14+stop、4000万画素センサーを搭載する「X-H2」F-Log2は13+stopのダイナミックレンジを実現しています。F-Log2は、F-Logよりも白飛びし難いLogでよりダイナミンクレンジが広いとのこと。

イメージセンサーから得られるデータ量は変わらない

センサーから取り込んでくるデータ量は変わらないので、ハイライトを広げるとその分暗い側のデータが減ってしまう。配分が変わってしまう。減ってしまった暗部のところをどう表現するかが、レンジを広げる上で大事な部分。

ダイナミックレンジを広げるアプローチは2つ

1つ目は、減った情報でもしっかり階調性のある暗部を作る処理を作る。2つ目は、そもそも減らさないでセンサーから出てくるデータを増やしたい場所を処理するアプローチ。「X-H2」は、処理の力で減った情報でも暗部の階調を表現できるように作り込んでいます。

メーカーによってLogの評価が低かったり、同じメーカー内でも人気のあるLogとそうでないLogがはっきりしている事が多い印象だけに興味深い内容に感じました。今後「X-H2/X-H2S」に搭載された " F-Log2 " が市場でどのような評価を受けるのか注目です。