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富士フイルム 後藤社長 将来的なイメージングの施策、開発投資、マーケティングを語る

先日 富士フイルムは 2025年3月期 第2四半期 決算 (2024年7月-9月実績) 発表を行いました。質疑応答含むトランスクリプト資料(PDF)も公開しており、イメージングに関する質疑応答を見てみましょう。

富士フイルム決算

シティグループ証券 芝野氏から将来的なイメージングの利益の継続性ついて質問され、代表取締役社⻑・CEO 後藤禎⼀氏は以下のように答えています。

イメージングは、instax、デジタルカメラを中⼼に伸ばしていきます。施策としては、今instaxでは毎年2〜3機種の新製品、プリンター等を出しておりますが、これをますます加速させる新たなものを作っていく。それとソフトウェア⾯で、プリンターとスマホの連動で新たなる需要を起こすところに開発を⼊れていきます。

デジタルカメラは、今好調の現⾏機種がございますが、だいぶご迷惑かけておりました需給問題が、増産を重ねまして、いつ⼿に⼊るか分からない状態ではなくて、お客さまに渡せるめどが⼤体⾔えるような、そういう状況になってきました。引き続きこれを伸ばしています。

もう⼀つは、未来にかけていろいろな開発投資。これはデジカメとinstaxに限らず、ここから発⽣する動画、映画⽤のレンズ、テレビ⽤のレンズ、ここもマーケットとしてはスペースがまだ⼤きいと私は⾒ておりまして、そこに対する開発投資も⾏っていく。

もう⼀つは、マーケティング。これも未来を考えると、よりマーケティングの投資を⾏っていいのではないかと考えております。と申しますのは、今、先進国でinstaxの販売が先⾏しております 20 が、ブームになりつつあるのは中国、インドです。まだそんなに⾏き渡ってない国は、世界にたくさんございます。そういうところにどうやって根づかせるかは、お⾦をかけてやるべきだということで、この半導体材料とCDMOとイメージングが、引っ張ると思います。 ※トランスクリプトより

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

instax
instaxは毎年2~3機種の新製品・プリンター投入してますが「これをますます加速させる新たなものを作っていく」と語っており、" プリンターとスマホの連動 " が1つのキーワードとなっています。

デジタルカメラ
デジタルカメラに関して納期について触れており、ある程度納期の目途を大体言えるようになってきたと表現しています。今後も供給不足解消に向けて動く模様。

開発投資
instaxとデジタルカメラだけでなく " 動画、映画用レンズ、テレビ用レンズ " への開発投資も行っていく事を明言。

マーケティング強化
未来への投資として、マーケティング強化も挙げています。instaxは、これから中国やインドでブームになりそうな気配。