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富士フイルム Q3決算 (2024年10月-12月) 発表 イメージング通期見通し売上5,300億円

富士フイルムが、2025年3月期 第3四半期決算 (2024年10月-12月) 発表を行いました。チェキもX/GFXカメラも好調を維持しています。

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Q3 イメージング 実績 (2024年10月-12月)

  • 売上高 … イメージング全体 1,695億円 (前年同期比 +13.4%)
  • 売上高 … コンシューマーイメージング 1,106億円
  • 売上高 … プロフェッショナルイメージング 589億円
  • 営業利益 … イメージング全体 488億円 (前年同期比 +23.6%)

チェキを含むコンシューマーイメージングもX/GFXカメラを含むプロフェッショナルイメージングも好調を維持している事が伺えます。「instax WIDE Evo™」発表時にチェキ事業だけで2024年度の売上は1,500億円を超える見通しを明らかにしています。デジタルカメラの方は中国等の売上が伸長し、2024年に発売したX/GFXカメラ「X100VI」「GFX100SII」「X-T50」「X-M5」が好調で増収とのこと。

連結

イメージング部門の連結売上高は、4,267億円(前年同期比15.8%増)となりました。当部門の営業利益は、1,150億円(前年同期比29.3%増)となりました。

コンシューマーイメージング事業では、インスタントフォトシステム「instax」の販売が好調に推移したことにより、売上が増加しました。2024年9月には、スマートフォンの画像をカードサイズのチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター“チェキ”「instax mini Link 3」を発売し、インスタントカメラのラインアップと共に年末商戦において順調に販売が伸長しました。当社は今後も、“撮った その場で、すぐにプリントが楽しめる”インスタントフォトシステムinstaxの世界を広げていきます。

プロフェッショナルイメージング事業では、引き続きデジタルカメラの販売が好調に推移したことにより、売上が増加しました。2024年11月には、ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」で最軽量となる「FUJIFILM X-M5」を発売、また当社初の映像制作用カメラ「FUJIFILM GFX ETERNA」の開発を発表しま した。今後も、「GFX シリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「X シリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現し、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。※決算短信(PDF)より

Q1-Q3 イメージング実績 (2024年1月-12月) ※%は対前年同期比

  • 売上高 … イメージング全体 4,267億円 (+15.8%)
  • 売上高 … コンシューマーイメージング 2,628億円 (+10.4%)
  • 売上高 … プロフェッショナルイメージング 1,639億円 (+25.5%)
  • 営業利益 … イメージング全体 1,150億円 (+29.3%)

イメージングのQ1-Q3連結累計実績も掲載されています。売上額自体はコンシューマーイメージングの方が大きいですが、X/GFXを含むプロフェッショナルイメージングの前年比の伸びがすごい。

通期見通し

イメージング 通期見通し (2024年1月-2025年3月)

  • 売上高 … 5,300億円
  • 営業利益 … 1,300億円

イメージング全体の通期見通しは、売上高5,300億円、営業利益が1,300億円となっています。前回予想から売上高は+1.9%、営業利益は+13.0%に上方修正。