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富士フイルム チェキの海外売上高比率は90% 写真関連事業はグループ全体の40%を稼ぎ出す

先日 富士フイルムは、インスタントカメラシステム「instax™ | チェキ」が累計販売台数1億台した事を発表しました。日本経済新聞が関連記事を掲載しており、チェキの売上高90%は海外である事を伝えています。

チェキ

富士フイルムホールディングスのインスタントカメラ「チェキ」が、3月末に累計販売1億台を突破した。終売の危機を乗り越え、今や同社の利益の源泉に。原動力は売上高の9割を占める海外のファンだ。スマートフォン世代の若者が、その場で印刷して共有できるアナログ写真を再評価。ギフトや壁飾りなど、各国の文化に応じた楽しみ方を見いだしている。※日本経済新聞「チェキ終売危機から1億台 12カ国ファンの声聞いた」より

日本経済新聞は日本初の1億超えヒット商品をリストアップしており、ウォークマン 4億台以上、ニンテンドーDS 2.2億台以上、G-SHOCK 1.5本以上、チェキ 1億台以上とのこと。先程も触れましたが、チェキの海外売上高比率は90%に達し成長の原動力は海の向こうにあると表現しています。チェキを含む写真関連事業は、グループ全体の40%を稼ぎ出すドル箱とのこと。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

チェキは絶好調で今年はハイブリッドインスタントカメラフラッグシップ機「instax WIDE Evo™」を発表し今度も好調を維持しそうな展開。記事の中で富士フイルムはチェキに関してフィルムも含めて生産を増強している事を強調していますが、国内外で供給不足状態が続いている事も触れています。チェキだけでなくデジタルカメラ(X/GFX)も供給不足も顕著ですよね。今回の記事を見てみると写真関連事業がグループ全体の稼ぎ頭となっており、保守的な供給体制に関して顧客だけでなく株主も声を上げてくれると少しは状況が変わるのかな~と思うことも。4年も5年も供給不足状況が続いている事にモヤモヤしちゃいます。もし写真関連事業がB2Bだったら4年も5年も供給不足状態にしていたら取引先は富士フイルムから手を引くと思うし、所詮B2Cだからって感じなんでしょうか。普通に買える日が来ると良いですよね。