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富士フイルム 2026年3月期 第1四半期決算発表 カメラ事業は好調 魅力的な製品を提供する

富士フイルムが、2026年3月期 第1四半期 (2025年4月-6月実績) 決算発表を行いました。イメージング部門は好調を維持し、カメラ事業は魅力的な製品を提供していくとのこと。

イメージング部門
イメージング部門の連結売上高は、1,453億円(前年同期比11.2%増)となりました。当部門の営業利益は、418億円(前年同期比28.4%増)となりました。

コンシューマーイメージング事業
コンシューマーイメージング事業では、インスタントフォトシステム「instax」の販売が、昨年度に発売した「instax WIDE 400」、「instax Link 3」、「instax WIDE Evo」を中心に、好調に推移したことにより、売上が増加しました。2025年4月には、幅広いユーザーから人気を集めるクラシックデザインのエントリーモデル「instax mini 40」の後継機となる「instax mini 41」を発売しました。今後も、撮影したその場でプリントを楽しめる「instax」の魅力を広げるとともに、写真の価値と楽しさを伝えていきます。また、2025年5月にはスマートフォン専用アプリ「写ルンです+(プラス)」の提供を開始しました。「写ルンです」の魅力をさらに高め、その瞬間の体験や感動を多くの人々に伝えていきます。

プロフェッショナルイメージング事業
プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売が好調に推移したことにより、売上が増加しました。昨年度に発売した「X-T50」、「X-M5」、「GFX100S II」及び、2025年4月に発売した「GFX100RF」等の販売好調に加え、中国インターネット商戦での販売伸長が寄与しました。2025年6月には、フィルム撮影体験の魅力をデジタルで再現・進化したコンパクトデジタルカメラ「X half(製品 名:FUJIFILM X-HF1)」を発売、さらにはミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E5」を発表(2025年 8月発売予定)しました。今後も「GFX シリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「X シリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現することに加えて、「GFX100RF」や「X half」のような新しいコンセプトのカメラを生み出すことで、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。※決算短信(PDF)より

イメージング

イメージング 実績 (2025年4月-6月)

  • イメージング全体 … 売上高 1,453億円 / 営業利益 418億円
  • コンシューマーイメージング … 売上高 773億円
  • プロフェッショナルイメージング … 売上高 680億円

イメージング全体の売上高は1,453億円となっており、売上高は前年同期比で+11.2%、営業利益は+28.4%となっており好調を維持している事が伺えます。富士フイルムは新型カメラの開発スピードが落ちる事なく、これまでの後継機をはじめ新しいモデルも投入してきており、コンセプト色が濃く指名買いしたくなるラインアップを構築している感じでしょうか。チェキも絶好調。X/GFXカメラが属するプロフェッショナルイメージングの売上が、チェキが属するコンシューマーイメージングの売上高に迫ってきているのも見逃せないところ。

通期見通し

イメージング 売上高 通期見通し (2025年4月-2026年6月)

  • イメージング全体 … 5400億円
  • コンシューマーイメージング … 3200億円
  • プロフェッショナルイメージング … 2200億円

イメージング通期見通しは、前回決算時の通期見通しと同じで据え置きとなっています。ちなみ通期予想の為替レートは、ドル円145円、ユーロ円157円とのこと。あと米国関税の影響ですが、富士フイルム全体で-60億円を業績予想に織り込んでいますが、イメージングは空欄となっています。決算短信の注意書き(5ページ)を見てみると、通期見通しにおいて、相互相互関税による製品需要減少等による影響は含んでない事が掲載されています。