DxOMarkが、ライカTのセンサースコアを公開
DxOMarkが、ライカ初のミラーレス機 Leica T のレビューとセンサースコアを掲載しています。洗練されたボディで、センサー性能的にはソニー Eマウント α6000とほぼ同じようなスコアのようです。センサースコアよりも価格に固執(?)したレビュー記事になっている印象です。
- ライカTは、1600万画素 APS-Cセンサーを搭載したドイツの有名なカメラメーカーから発売されたミラーレス機である
- 本体価格1850ドルで、レンズは同じかそれ以上のコストがかかり、写真家にとって思い切った買い物なのだ
- 総合スコアは " 75 " で、総合ランキングで71位、APS-Cセンサー搭載カメラの中では32位になる
- 各項目を見ていくと、ダイナミックレンジは " 12.7 Evs " で63位、ISO高感度耐性は " 1082 ISO " で57位に位置し、色深度は " 23 bit " で少し強めのスコアなのだが、色深度が " 23 bit " と少し弱めのスコアで全体的なパフォーマンスに影響を与えているようだ
- DxOMarkのデータベース上ベストなパフォーマンスを発揮しているセンサーを搭載しているフルサイズ機 ニコン D810 (総合スコア 97ポイント) と ソニー α7R ( 総合スコア 95ポイント ) と比べてみると、ライカTよりも1.5段分の画質の差を付けている
- 色深度に関しては、ライカT 23bit / D810 25.7bit / α7R 25.6 bit で両機ともライカTよりも2段分差を付けている
- ISO感度耐性に関してもライカTは、1.5段分の差を付けられている
- これはAPS-Cセンサーとフルサイズセンサーを比べていて公平な比較ではないが、ライカTの価格を考慮した比較であり参考になるのではないだろうか
- 同じAPS-Cセンサーを搭載する ソニー α6000 と比べてみると、同じような結果になった
- ライカTのコストの事を考えるとα6000は半額以下であるが、その反面ボディ品質や洗練度はライカTには及ばない
- もちろんライカカメラ(ライカ T)が、洗練された仕上がりのボディで卓越したレンズがあり、財布が許す限り多くのフォトグラファーを魅了する製品であるのは言うまでも無い
ざっくり抜き出すとこんな感じでしょうか。α7R/RX1と比較したレビューも掲載されているのですが、価格とセンサーサイズの差に終始したレビューだったので割愛しています。
DxOMarkは数値至上主義で他の要素はあまり考慮に入れない傾向にありますが、今回のライカTのレビュー記事はセンサースコアよりもライカ Tの価格をメインに構成している記事に感じます。α7RやRX1などのフルサイズ機はライカTに近い価格でまだ理解できますが、D810は約10万円も高価なカメラで、ライカTは価格とセンサースコアのバランスが悪いとアピールしたかったのでしょうか。
ライカTには、ソニー製1600万画素センサーが搭載されているので、画素数は違いますがα6000 ( 2400万画素センサー ) と同じようなスコアになったと思われます。