「ライカM11」は、ライカの伝統を引き継ぎ素晴らしい結果をもたらしてくれるカメラ
ePHOTOzineが、 ライカカメラAG「ライカM11 (Typ 2416)」レビューとサンプル画像を掲載しました。「ライカM11」はレンジファインダーカメラだけに好き嫌い(合う合わない)が出てくるが、使い慣れたその先には素晴らしい結果をもたらしてくれるライカの伝統を引き継いだカメラに仕上がっていると評価しています。
ライカM11の長所
- 卓越したシャープネスが素晴らしい
- 実に見事な演色
- トリプルレゾリューション技術 (6000/3600/1800万画素)
- ハイクラスな製造品質
- 正確なレンジファインダーによるピント合せ
- iPhoneとiPadへのコネクティビティとコントロール
- EVF Visoflex 2 ※別売りのアクセサリー
- ライカの伝統を引き継いでいる
ライカM11の短所
- レンジファインダーによるピント合わせが難しい時がある
- 非常に高額な価格設定 ※ライカオンラインショップで1,188,000円(税込)
- 近接フォーカスには限界がある
- レンズが高価
4.5星で " かなり勧め機種 " に選出しています。使い勝手おいて好き嫌い(合う合わない)が出るが、「ライカM11」は(レンジファインダーカメラを使いこなす)その試み(努力)に見合った素晴らしい結果をもたらすと選出理由を掲載。
評価・結論
「ライカM11」の仕上がりは美しく、レンジファインダー・フォトグラファーにぴったりで、素晴らしいシャープネスとゴージャスな演色(色再現性)が撮る喜びとなるだろうと第一声。※workを " 撮る " と意訳しました。
(AFに慣れた)デジタル一眼レフ・ユーザーは、マニュアルフォーカス方式と近距離でのピント合わせに苦労するかもしれないが、根気強く撮影する忍耐があれば努力に見合った結果を得られるだろうとコメント。「ライカM11」は万人向けの万能なデザイン(設計)ではないが、ストリート、ルポルタージュ、旅行、風景など極端に近付く必要のない被写体であれば上手くいくと解説しています。
もちろん「ライカM11」は高価であるが、ライカ基準で造り上げた機種でありライカはライカなのであると評価。その状況を踏まえ、それに基いて " かなりお勧め機種 " に推奨する事ができると結論付けています。※かなり意訳しました
ISO感度耐性
- ISO400まで … 完全にクリーンな画像
- ISO800~ISO1600 … ひたひたとノイズの兆候が入り始めるが、まだまだ充分に使用可能
- ISO3200 … 暗部にザラザラ感が出始め、この辺が境界線となる
- ISO6400 … かなり顕著
- ISO12500 … 砂のようなザラザラ感があるが、実際のエッジの描写は適度に良好
- ISO25000 … 制御不能で非常にノイジーになる
- ISO50000 … コントラストも低下し ISO 25000/ ISO 50000 の設定は緊急時もしくは特殊な効果などを得る時のみに使用可能
ちなみに「ライカM11」上面のISOダイヤルは、ISO64 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400まで設定可能。シャッタースピードは、1/6400秒~8秒 (電子シャッター 1/6000秒~60分) まで対応しています。