ライカM モノクロームは、ライカのカメラに対してのスタンスが伝わってくるカメラ
写真家 田中希美男氏が自身のブログでライカM モノクロームのレビュー第2弾を掲載しています。ライカM モノクーロームはこだわりの画作りを感じるし、こだわりを優先するカメラ仕上げがブランド力に繋がっていると評価しています。
- 一般的なデジタルカメラで白黒写真を得ることはカンタンにできるが、白黒フィルムで撮った写真とはるとどうも"違う"のである
- 曖昧な答えになるけれど「諧調」かなと思う
- ライカの画質を見ると写真画質のなんたるかをよく知っているように感じる
- ライカのターゲットとするユーザーが「一般」ではなく「特殊」な人たちだから、ぐいぐいと"こだわり"を最優先して画づくりをしていけるからに違いない
- 今はエルメスの翼下に入っており、販売も設計も製造も、そしてカメラだけでなくレンズ製造も含めてすべて約1300人の会社なのだ
- ライカのブランド力だ、といってしまえば元も子もない
- 日本のカメラメーカーが、いまあらためて「参考」にしてみるところもあるんではないだろうか
ライカM モノクロームそのもののレビューというより、このモノクロ専用カメラから見えてくるライカというブランドの在り方を説いたコラムという感じでしょうか♪
ライカは日本のカメラメーカーみたいに大量生産しませんし、手作りの度合いも高いし、それによって価格も高いカメラですから、違った見方をすると、こだわりがあってそれに対して投資できる写真家・写真愛好家のみが手にする事が出来るカメラのかもしれません。
以前ライカが、こだわりあるレンズ製造過程ムービーを公開していますから、このムービーからもライカのこだわりを見て取ることが出来ます。