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ニコンが、D600 のダスト問題に対して公式声明を発表

ニコンが、D600 のダスト問題に対して公式声明を発表しました。公式にニコン D600 のダストとオイルスポット問題を認めているもののリコール扱いにはならない模様です。

" 平素はニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度、デジタル一眼レフカメラ D600において、撮影した画像に複数の黒い粒状の像が写りこむ現象について、一部のお客様からご指摘をいただいております。 この黒い粒状の像は、カメラの作動によりカメラ内部の細粉や外部から侵入したゴミがローパスフィルター上に付着して写り込んだものです。

この現象はデジタル一眼レフカメラの機構上避けられず、完全に無くすことは困難と考えておりますが、まれに粒状の像が多く写り込んで目立つ場合もありましたので、これを軽減するための対応につきましてご案内申し上げます。 "

対応については…

" お手元にあるD600使用説明書(P.321~324)「ローパスフィルターのお手入れについて」に記載された手順に従って、イメージセンサークリーニングやブロアーによる清掃を実施してください。

イメージセンサークリーニングやブロアーでも除去しきれない場合がございますので、本現象が気になる場合につきましては、弊社サービス機関にご相談ください。

お預かりの上点検を行い、必要に応じた対応を実施させていただきます。 "

…とニコン D600サポートページでこの問題の対応を発表しています。同時に米国そして欧州のニコンでも発表されているようです。

リコールというよりも個別対応という感じの流れでしょうか。以前3000枚撮ればダストが減っていくというニュースがあったのは確かですが、その後の続報があって、確実に3000枚以上撮影すればダストは減るものの完全に無くならず生成され続けるというニュースもありました。

原因は書かれていないので、不具合は無い認識のようですね。でも公式声明の内容は、以前海外のサービスセンターがD600ユーザーに言っている事と同じで、対応は変わらずといった印象です。この問題は、日本より海外で大きく取り上げられていた問題で、今後海外でどんな反応になるのか気になるところです。