ニコン D7100 は、APS-Cセミプロ機の役割を果たす優れたデジタル一眼レフ
DxOMark が、ニコン D7100のレビューとスコアを掲載しています。総合スコアが "83" でAPS-C機の中で2番目のスコアで、セミプロ APS-C デジタル一眼レフのカテゴリーの中でトップの値であると評価しています。
- ニコン D7100は、一見D7000と変わらないように見えるが、中身はDX機で初めてローパスレス・センサーを採用している
- 画素数も2410万画素と増えて、51点AFシステム、新型ファインダー、対DX1.3×クロップモードなど様々な点が改良されている
- D7100の総合スコアは、"83" でDxOMarkがこれまでテストしてきたAPS-Cデジタル一眼レフの中で2番目の値を叩き出している
- トップスコア "84" を叩き出しているD5200は、ローパスフィルターを採用しているところが興味深い
- ダイナミックレンジが13.7 Evsと良好な値
- 色深度は、24.2 bitsでAPS-Cカメラの中でトップスコアを叩き出している
- 前機種D7000と比べてみるとそれ程の差がないことが分かる
- これはD7100の進化が、センサーの高画素化・ローパスレス化以外のAFシステム、背面モニタの改善、HD動画の進化など機能部分を重点に改良されているからだ
- ペンタックス K-5 II / K-5 IIs と比べるとほぼ同じようなスコアになっている
- ニコン D7100はセミプロAPS-C デジタル一眼レフのカテゴリーの中でトップに君臨するスコアであるが、フルサイズ機 キヤノン EOS 6D と ソニー α99 と比べてみても善戦していることが分かる
- フルサイズの利点のひとつのISO感度耐性があるが、さすがにこの点ではD7100は及ばない
- 面白い点は、α99の色深度 14 Evs にかなり迫っているところだろうか
- ニコン(D7100)とソニー(α99)はISO低感度時に広いダイナミックレンジを保持していて、逆にキヤノン(EOS 6D)はISO高感度時に広いダイナミックレンジを保持する傾向にある
- 今回のテストでニコン D7100は、D7000の後継機で優れた画像を保持しているAPS-Cデジタル一眼レフに仕上がっていることが分かった
- 新型2410万画素センサーはローパスレス仕様で優れた解像力と切れ味を提供し、ニコンのDXラインのフラッグシップの役割を果たしている
総合スコアは、ニコン D5200 に1ポイント負けていますが、その描画以外のAF周りなど機能全体で見れば、やはりDX機最高のデジタル一眼レフに仕上がっているといえるのではないでしょうか。ちなみにD5200の2410万画素センサーは東芝製といわれています。
ペンタックス K-5 II / K-5 IIsが登場したときも最高のAPS-C機と絶賛されていましたけど、何気にこのニコン D7100と似通ったスコアになっているところも興味深いですね♪ それとフルサイズ機との比較は、それぞれ特徴的な結果でこちらも面白いです。