ニコン D400 は、9月発表を目標に開発中 新型EXPEED4と51点AFに期待
Nikon Rumors が、ニコン D400 (D300S 後継機)は2013年9月発表を目標に開発が進んでいると噂しています。スペック的に描画エンジンはEXPEED 4に進化し、新設計の51点AFシステムを採用しているようです。元ネタは、Photography Lifeとのこと。
元々ニコン D400は2011~2012年に市場投入する予定だったそうなのですが、タイ洪水でDX機のほとんどを製造していた工場が被災してしまい生産出荷に影響を受けた事ために、工場の分散化(ちなみにニコンはラオスに新工場を設立を発表している)しなけばならず当時D300SはD7000の登場で売り上げも落ちていたため、戦略的にDX機は一時的にミドルエンド以下の機種に注力することを決めたそうです。
加えてD400はDXフラッグシップ機で、スポーツ写真や野生動物写真のジャンルにおいてキヤノン EOS 7Dシリーズの対抗機であり、それ相応の機種に仕上がらない限り市場投入しない考えで開発が進められていて、すでに4年の月日が流れているとのこと。ちなみにEOS 7Dも発売されてからもうすぐ4年になります。
開発的に2400万画素センサーから得た画像情報を高速処理する為に描画エンジンはEXPEED 4を開発する必要があり、 これはフルHD撮影 60pも可能にしてくれるそうです。D800やD4に採用されている現行の51点AFも設計自体は古いのでより進化したAFシステム開発に取り組んでいるとのこと。そして将来的に発表されるであろうニコン D4Sにもこの新世代AFシステムが採用されると予想しています。現時点ではWi-FiとGPSが内蔵されるかどうかは不明のようです。
上記の理由でひとまずD7100でプッシュすることを決めたニコンですが、2013年9月を目標にD400の開発が進められているそうです。キヤノン EOS 7D Mark IIが2014年に発売ズレ込む可能性があるように、このD400も2014年第1四半期の可能性もあるとのこと。
キヤノンのEOS 7D Mark IIも開発に時間が掛かっていて、最近の噂では2013年末に発表されても発売は2014年になると言われていて、おそらく両社とも出方を伺っていると思いますから、発表発売もかなり戦略的に前後しそうな感じがします。
ニコンの場合はすでに暫定フラッグシップと言って良いD7100を市場投入していますから、これより進化しているD400の登場も注目が集まりそうです。