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中国 工商局が、ニコン D600 に販売停止命令を下したようです

中国の外資批判キャンペーンでD600のダスト/オイル問題が槍玉に上がりニコンが標的になったニュースが登場しましたが、日本経済新聞はその続報を伝えていて、中国 上海の工商局がニコン D600に販売停止命令を出したと掲載しています。

  • 上海市の工商局が同日、ニコンのアマチュア上級者向けデジタル一眼レフカメラ「D600」の販売停止を命じた
  • 工商当局は16日午前からニコンの上海拠点に対して緊急調査を進めていたという
  • ニコンは中国のミニブログなどを通じて「中国の利用者に質の高いグローバル標準のサービスを提供していく」との声明を発表
  • アフターサービス強化などの対応を進める方針を強調

ニコンにとってわずか1日でさらに状況が悪化したような感じです。記事には「中国全土のアフターサービス拠点で積極的に対応を進めている」となっていて、今後も従来通りのアフターサービスを続けるのか、さらに一歩進んだアフターサービスを開始するのか、ひとつ間違うとD600だけでなく中国市場のシェアを失う可能性も出てきた感じです。

ニコンはシャッターユニット交換をD600ユーザーに勧めている状況ですが、シャッターユニットを交換しても解決していない報告もネットで確認出来るし、どういう落としどころを見出していくのでしょうか。ちなみに米国でもこのD600 ダスト/オイル問題は集団訴訟にもなっています。