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ニコンが、金星探査機「あかつき」にニコン製光学系が搭載されている事を発表

先日 金星探査機「あかつき」が金星を回る軌道に入ることに成功したニュースが大きく報道されましたが、ニコンが、金星探査機「あかつき」にニコン製光学系が搭載されている事を正式発表しました。レンズや鏡筒など4つの光学系の設計・製造を担い、金星画像取得に貢献したとのこと。

2015年12月9日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、金星探査機「あかつき」 の金星周回軌道への投入に成功したことを発表しました。「あかつき」は金星の大気の謎を解明することを目的とした惑星気象衛星であり、日本の探査機が惑星の周回軌道に入るのは今回が初めてとなります。

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、このプロジェクトにおいてレンズや鏡筒など4つの光学系の設計・製造を担い、「あかつき」の金星画像取得に貢献しています。今回の金星軌道投入に至る過程において、設計条件を上回る熱環境に何度もさらされましたが、その過酷な状況に耐え抜き、画像取得の成功に貢献しました。※プレスリリースより

陸域観測技術衛星「だいち」、赤外線天文衛星「あかり」、惑星分光観測衛星「ひさき」など多くの人工衛星や探査機の開発に参加・貢献してきた事も記し、以前技術・研究開発ページで、惑星分光観測衛星「ひさき」望遠鏡部の主鏡をニコンが手掛けている事が伺えるインタビュー記事も掲載しています。

最近はISS(国際宇宙ステーション)でGoProで撮影した新しいスタイルの映像・画像が登場しつつありますが、まだまだニコンカメラで撮影される事も多い印象で、このような衛星・探査機などの画像撮影における貢献も大きい事が伺えます。