ニコン D850の動画性能は長所と短所が混在するが、少なくともEOS 5DM4より優れている
EOSHDが、ニコン D850の動画性能に焦点を当てた(考察)記事を掲載しています。D850は動画性能が強化されていますが基本 静止画をメインとしたデジタル一眼レフでムービーカメラとしてみると長所と短所がある模様。しかし、少なくともキヤノン EOS 5D Mark IVよりも優れていると記事のタイトルにしています。
すでにニコンはインタビュー記事で " D850 4575万画素 裏面照射型CMOSセンサーは、完全独自設計である " とコメントしチップ生産のために半導体工場と契約を結んでいる事を明らかにしていますが、EOS HDは、D850搭載センサーの動画機能は " ソニー α99 II とほとんど同じである " と主張しています。
D850 動画撮影時、AFの弱さやボディ内手ぶれ補正機構が搭載されていない点を弱点として挙げています。加えて4K動画撮影時は、フォーカスピーキングや電子手ブレ補正が動作しない事もマイナスポイントとして挙げています。ただし色味だったり肌色の再現性の評価は高く、120fpsスローモーション撮影機能は素晴らしいとコメント。スローモーション動画品質は、EOS 5D Mark IVよりも優れてるとのこと。クロップされる事なく4K撮影が可能なので、D750を上回りニコンのラインアップ上、最も魅力的なカメラであると評価しています。
キヤノンのデュアルピクセルCMOS AFは高く評価しているものの、4K撮影時 " Motion JPEG " で記録される事をマイナスポイントして挙げていて、ファイルが肥大化して扱い難い事もあり抵抗がある模様。(D850は、4K H.264で撮影可能) 元記事は、様々な機種と比較しながらD850の動画性能の良し悪しを細かく解説しています。ムービー一眼であるGH5と比較すると、動画における機能や拡張性の差はどうしても出てくるようです。