DxOMarkが、ニコン Z7 センサースコアを公開
DxOMarkが、ニコン「Z 6」に続き4500万画素センサー搭載フルサイズミラーレス機「Z 7」センサースコアとレビューを掲載しました。ニコン D850 / ソニー α7R IIIに迫る総合スコア " 99ポイント " を叩き出し、全体的に優れたパフォーマンスを発揮しているとのこと。
「Z 7」センサースコア
- 総合スコア : 99ポイント
- 色深度 : 26.3bits
- ダイナミックレンジ : 14.6Evs
- ISO高感度耐性 : 2668ISO
総合スコア 歴代ベスト5
- ハッセルブラッド X1D-50c 102ポイント
- ペンタックス 645Z 101ポイント
- ニコン D850 100ポイント
- ソニー α7R III 100ポイント
- ニコン Z7 99ポイント
色深度 歴代ベスト5
- Phase One IQ180 Digital Back 26.5bit
- ニコン D850 26.4bit
- ニコン Z7 26.3bit
- ハッセルブラッド X1D-50c 26.2bit
- Phase One P65 Plus 26.0bit
総合ポイントは " 99ポイント " でこれまでDxOMarkがテストしてきたデータベース上5位となる高いスコア。キーとなる強みは " 色深度 26.3bit " であり、色深度 歴代ランキング 3位とのこと。※ちなみにダイナミックレンジは歴代ランキング 9位、ISO感度耐性は歴代ランキング 27位で、ダイナミックレンジ性能も評価
高画素センサーなのでISO感度耐性は低めですが、最高ランクの4500万画素センサーである事を重要視した論調となっています。優れた色深度と広いダイナミックレンジを実現した高画素センサーを搭載したZ7は、風景写真・静物写真・ポートレートなどの用途で魅了すると評価しています。
レビュー記事内では、ニコン D850、ソニー α7R IIIと比較していて、この3機種のスコアは非常に近いとのこと。特にZ7とD850のスコアはほぼ同じで「ミラーレス版 D850」と呼んで良さそうな感じです。
各チャートも掲載し詳細も解説。全体的に同じような動きですが、色深度に関しては、ISO高感度時 Z7は少し下がりグラデーションの差が出てくる模様。ダイナミックレンジは、ISO低感度時 D850より少し低下している事が分かります。ISO感度耐性はZ7/D850はほぼ同等。この3つのチャートを見ると、全体的にα7R IIIが僅かに上回っている印象。
結論 : ニコン Z7 と D850 スコアは似ているが、(詳細を見ていくと)まったく同じではない事が興味深く、この差は像面位相差AFの有無の差の可能性があるとのこと。Z7は全体的に優れたパフォーマンスを発揮し、高画素・優れた色深度・広いダイナミックレンジは、風景写真家・ウエディング写真家・熱心なアマチュア写真家にとって良い選択肢になり得ると結論付けています。