米国NPS これまで無料のプロサービスだった?
PetaPixelが、米国NPS (ニコン・プロフェッショナル・サービス)が、無料プランの上に有料プランの2つを追加したと伝えています。…という事は、これまで米国NPSは無料のプロサービスだったという事でしょうか。
日本と米国でプロサービスの内容と料金体系が異なり、国が違えば考え方や環境が違うので比較対象は難しいですが見て行きましょう。
米国NPS
今回新たに有料プロ―サービス「PRO+」「PLATINUM+」が追加され、公式サイトの方でサービス内容が分かり易くリストアップされています。
PRO (無料)
- 電話サポート ※Hotlineを電話と訳しましたが、メールなどのネット回線によるサポートにも対応しているかもしれません
- NPS担当者による対応
- 優先修理受付
- 保証期間内の修理は送料無料
- メンバー限定のウェビナー/ミートアップ/イベント参加
- NPSイベント参加
- 実質的なメンバーシップ・カード
- ウェルカム・ギフト
PRO+ (年間 約150ドル)
- PROコースすべて
- 5機材を貸し出し ※新たなプロジェクトで機材が必要だったり、購入前の試用など最大イメージング製品5機材を無料で借りる事が可能で、送料は有料
- カメラ&レンズ 3機材の無料クリーニング&チェック
- 修理費用 20%オフ
- 保証期間内の修理であれば、翌日配送(返送)の支払いは発生しない
- 修理に時間が掛かる場合貸し出し機を用意 ※修理部品がなく修理に時間が掛かる場合は、貸し出し機を用意
- プレミアム・ウェルカム・ギフト
PLATINUM+ (年間 約300ドル)
- PROコースすべて
- 新製品購入時10%オフ 最大300ドル値引き
- 10機材を貸し出し ※新たなプロジェクトで機材が必要だったり、購入前の試用など最大イメージング製品10機材を無料で借りる事が可能で、送料は有料
- カメラ&レンズ 5機材の無料クリーニング&チェック
- 修理費用 25%オフ
- 保証期間内の修理であれば、翌日配送(返送)の支払いは発生しない
- 修理に時間が掛かる場合貸し出し機を用意 ※修理部品がなく修理に時間が掛かる場合は、貸し出し機を用意
- プレミアム・ウェルカム・ギフト
米国NPSの入会資格は、ニコンカメラ2機種、ニッコールレンズ2本を所有し、米国で撮影を生業にしている必要があるとのこと。この辺の基準も国内NPSと比べるとゆるい印象です。PLATINUM+加入者は、プラン契約中に新機種1台購入すれば、最大300ドル値引きされるので元が取れる事に。値引きに関してはニコンもしくはニコン正規代理店から購入する必要があるとのこと。
国内NPS (入会金10,000円 / 年会費無料)
- 登録機材の点検代金
- 清掃代金特別割引 登録機材の修理代金特別割引(一部割引対象外機種があります。)
- 修理時の代替機材優先貸出(原則としてプロサービスセンターのみ、数量に限りがありご要望に添えないことがあります。)
- ご購入予定機材の試用貸出(原則としてプロサービスセンターのみ、数量に限りがありご要望に添えないこともあります。試用貸出は原則1回、一週間以内とし、試用後はアンケートにご記入いただきます。)
去年の9月に2021年1月から料金改定とサービス内容変更する事を告知し、入会費が値上げする代わりに年会費が無料になりました。サービス内容変更に関しては実質サービス低下を感じさせるものでしたが、問い合わせが多く寄せられ修理代替機材・試用機材の貸し出しは継続となっています。
ちなみに国内NPSの入会資格は、国内で撮影を生業としており、ニコン製一眼レフカメラ3台以上、かつニコン製交換レンズを5本以上所有している必要があります。加えてNPS資格を1年保有している1名以上の入会推薦者による推薦が必要です。