ニコン「ミラーレスプロ機を開発中」
週刊東洋経済Plusが、ニコン常務執行役員 池上博敬氏 インタビュー記事を掲載しました。その中でミラーレスプロ機を技術開発中である事を明らかに。加えて今後の取り組み方も示唆しています。
Zマウントではまだフラッグシップ機をラインアップしておらずニコンはもちろんそれを承知していて…
- 「D5」「D6」にあたる(最上位)機種が、ミラーレスではラインナップ化できていない
- プロのニーズを満たせる(ミラーレス最上位機種の)技術開発を行っている
…とコメントしています。
以前からZマウント スポーツ機や高画素機の登場が期待されており今年発表される事になるのかどうか注目です。以前も最上位機種を開発中である事を語ったような記憶がありますが、それを隠さないという事はある程度目処が立っているのではないでしょうか。インタビューでは当面ミラーレスに集中するとコメントしていますが、デジタル一眼レフ 2機種の噂も存在します。
他にもソフトウェアを全機種共通で開発していく話や、ミラーレス市場の出遅れを取り戻す自信があり、V字回復を目指す最中あり、現状の対策と今後の方向性を語ったインタビュー記事な印象。
ニコンは去年末に「Z 6II」と「Z 7II」を投入したばかりですが、海外レビュー記事も見ても評価は上々で、今年も途切れる事なくニコンらしい新製品発表に期待です。ニコンが掲げる「感動体験」は実際に購入し使ってみないと伝わりに難い箇所なので、どうニコンがアピールしていくのでしょうか。撮影体験のプロモーションは、各メーカーの課題にも感じます。
ニコンは2021年2月4日(木)に決算発表を控えており、この時期のインタビュー記事は決算発表を見越したもので、ニコンがどのような方向性を示唆するのか注目です。決算発表前後に新製品発表される事が多く、来月はCP+2021がオンライン開催されるので楽しみになってきました。コロナの影響とCP+がオンライン開催になった事で、ロードマップが変更されないと良いのですが。