ニコン Z 6II ATOMOS Ninja V ProRes RAW 公式ショートフィルムを公開
ニコンが、「Z6II/Z7II」新ファームウェアアップデート Ver.1.10 を2月25日にリリースする事を告知し、それに連動してZ 6 II ATOMOS Ninja V ProRes RAW 公式ショートフィルム「Iconic」をYouTubeに公開しました。加えてCP+2021関連の話も少しだけ。
ファームウェア Ver.1.10
- Z 6IIが、4K UHD/60に対応 ※DXベースの動画フォーマット
- 瞳AF 瞳検出性能の向上
- Blackmagic Design 外部レコーダーRAW動画出力対応 ※ProRes RAW / Blackmagic RAW
- Atomos外部レコーダー「NINJA V」で記録したProRes RAW動画が、Apple Final Cut Pro バージョン10.4.9以降で追加されたISO設定、色温度の調整に対応
RAW動画出力に関してニコンは有料設定サービスと割り切っているので、まずRAW動画出力に対応させるには、ニコンプラザ・サービスセンターに持ち込むか、ニコン修理センターに送る必要があります。しかも料金33,000円(税込)と強気。
すでに料金を支払いRAW動画出力に対応している「Z 6II」と「Z 7II」は、ファームウェアを更新するだけで、Blackmagic RAW 外部レコーダー出力に対応します。
「Z 6II」とATOMOS Ninja Vの組み合わせでProRes RAW撮影を行い仕上げた公式ショートフィルム「Iconic」も公開。ニコンは動画性能を強化しつつありますが、アピール下手というか市場にイマヒトツ伝わっていない印象。RAW出力対応を有料化しているのは、収益の為だったり、通常のボディ価格を安価に抑える目的があるかもしれませんが、基本的にニコンの動画ユーザーが暗にまだまだ少ない事を示唆しているかもしれません。
映像に登場するジャガー EタイプのようにニコンZシリーズが歴史に残るような象徴的(Iconic)なカメラに昇華するのか今後の展開に注目です。
ニコン CP+2021
本日2月18日にニコンがCP+201特設ページを更新し、情報を公開しました。オンラインステージのスケジュールも公開しており、写真と動画の割合は半々ぐらいで静止画のイメージが根強いニコンとしてはかなり動画に時間を割いている感じでしょうか。
今回のファームウェアの件もそうなのですが、ニコンはBlackmagic Designに寄って来ている印象で、Blackmagic Designは出展企業としてニコンブースに参加し2月25日 19:00~19:30に配信予定の「ブラックマジックデザインとZではじめるシネマ入門」に関わっている模様。
アドビも出展企業として名を連ねて同じく2月25日の18:00~18:30に「Adobe Premiere Pro とZではじめる映像制作」を配信予定。
新製品発表は?
噂通り本日新ファームウェアアップデートの告知があり、CP+2021情報が更新されましたが、これで終わりなのか、今後 新製品発表もしくは開発発表があるのか気になるところです。オンラインステージのスケジュールを見る限り、初日はぎっしり詰まっていますが、26日が妙に少なく何か追加されるのかな~と思わず深読みしてしまいます。今のところ開発者トークステージもありません。
あと2月20日(土) 16:00から「ニコンカレッジ講師 酒井梨恵 酒井流・スナップ撮影テクニック〜自分のスタイルを見つけよう〜」がLIVE配信予定となっています。