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ニコン、カメラから撤退する日 ニコンは継続できるのか?憶測報道が登場

Business Journalが、ニコンがカメラ事業から撤退するのかどうか憶測報道を掲載しました。客観的な事実を示しニコンが撤退する可能性があるように感じさせる内容となっています。

2020年1月~9月 ミラーレス・シェア ※テクノ・システム・リサーチ調べ

  1. ソニー … 35%
  2. キヤノン … 30%
  3. 富士フイルム … 12%
  4. オリンパス … 8%
  5. ニコン … 7.5%

2020年はコロナの影響で市場がさらに縮小し、ミラーレスの販売台数がが一眼レフを抜き、ニコンのミラーレス・シェアは振るわず「オリンパスに続いて、ニコンもカメラから撤退するのではないか」という関係者の声を紹介。

ニコン自体の売上は5年で半減し、営業赤字の6割を映像事業が占める事を指摘。半導体製造装置の方もインテルが自社工場で生産していた半導体を外部調達に切り替える方針を打ち出したためニコンが半導体製造装置の販売が減り、半導体装置がデジタルカメラを支える事が難しくなったと伝えています。

ニコンの構造改革

  • 2000人の人員削除
  • 生産はタイ工場に集約
  • 国内レンズ生産 2工場閉鎖

最後にオリンパス → OMデジタルの話を添えて「ニコンがカメラから撤退する日がやって来るのか。」と記事を締めています。

OMデジタルが引き合いに出される事は多いですが、オリンパスの映像事業は主要事業からは外れた事業であったのに対してニコンの映像事業はまだまだ柱の1つですからOMデジタルのようする事はなかなか難しいような気もします。

でも経済系メディアから不安視する記事が続く印象。ニコンは映像事業を1500億円でも利益が出る体質に持って行こうと構造改革を行っている最中で、あとは魅力的なミラーレス機と交換レンズを投入し続け利益を上げる必要があります。

ニコンはCP+2021オンラインで、「今年も新製品を多数発売する予定」である事を明らかにし、「ハイエンドカメラを実際に開発しており、それを期待して待っていて欲しい」というメッセージも残しています。