ニコン 若年層向けの動画機能を強化しながらも価格を抑えたエントリー機を示唆
8月31日に公開された「ニコン レポート 2021」を何気なく見ていたらニコンが「若年層向けの動画機能などを強化しながらも価格を抑えたエントリー機」の発売を示唆している事に気が付きました。
映像事業は構造改革 を着実に実行。 BtoB展開を含め 事業領域を拡大
映像事業は、2019年11月に発表した構造改革により、事業構造の抜本的な変革に取り組んでいます。 2021年3月期は2020年3月期に続き赤字になったものの、事業運営費の削減は当初計画を前倒しで達成 しています。将来リスクを徹底的に精査し、2021年3月期までに固定資産・棚卸資産の約300億円を損失処理したほか、2,000人以上の事業要員適正化や生産集約、販売会社再編などの施策を推進しています。
2022年3月期は、プロ・趣味層向け中高級機種市場へのフォーカスを継続し、フラッグシップモデルのフルサイズミラーレスカメラ「Z 9」の市場投入や、Zマウントレンズのラインアップを30本近くまで拡充しま す。若年層のお客様拡大に向け、動画機能などを強化しながら価格を抑えた「エントランス機種」の発売や、 映像表現の創作を支援するソフトウエアの提供も行います。
当社はこれまでカメラやレンズというハードウエアの販売に注力してきましたが、お客様が本来求めているのは、その先にある感動や楽しさ、あるいは課題を解決させることであると私は考えます。映像関連技術を活用したBtoB展開にも積極的に取り組むなど、視野を広げ、これまでのビジネススタイルにとらわれることなく事業領域の拡大を図っていきます。今後も施策を着実に実行し、2022年3月は黒字化を果たします。※ニコン レポート2021より
上記のように映像事業の方向性を語っています。ニコン・レポート2021は8月31日に公開され、「Z fc」は6月に正式発表され国内では7月に発売された機種になるので、今回掲載されている「エントランス機種」は別に存在する事になります。以前噂された「Z 30」になるのでしょうか。
ニコンはZマウント フラッグシップ機「Z 9」の投入も控えているので楽しみにしているニコン・ユーザーさんは多いと思います。おそらく望遠Zレンズ群も同時に投入してくると思うので秋に大きな動きがある事に期待です。