ニコン「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を正式発表
ニコンが、Zマウント フルサイズ対応 大口径超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を正式発表しました。2022年2月18日発売予定で希望小売価格は2,013,000円(税込)となっています。予約受付開始は2021年1月21日 AM10:00 とのこと。
NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S 基本スペック
- 焦点距離 : 400mm / 内蔵テレコンバーター使用時 560mm
- 最大口径比 : 1:2.8 / 内蔵テレコンバーター使用時 1:4
- レンズ構成 : 19群25枚
- 画角 : FX 6°10′ / 内蔵テレコンバーター使用時 4°30′
- 画角 : DX 4° / 内蔵テレコンバーター使用時 2°50′
- 手ブレ補正 : 5.5段分効果
- 最短撮影距離 : 2.5m
- 最大撮影倍率 : 0.17倍
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 最大絞り : f/2.8 / 内蔵テレコンバーター使用時 f/4
- 最小絞り : f/22 / 内蔵テレコンバーター使用時 f/32
- フォーカス制限切り換えスイッチ : FULL(∞~2.5m)/ ∞–6m
- フィルターサイズ : 46mm(組み込み式)
- サイズ : 156mm×380mm
- 質量 : 2950g
- 付属品 : レンズキャップ LC-K105、裏ぶた LF-N1、レンズフード HK-42、ストラップ LN-3、レンズケース CL-L3
2021年10月に開発発表した「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」がついに正式発表されました。タイミング的に決算発表(2月3日)とCP+2022 (オンライン2月22日~27日 / 会場2月24日~27日)に向けて発表された感じでしょうか。
プレスリリースを見てみるとZレンズ初となる超望遠レンズで究極の光学性能を追求したレンズでありF2.8超望遠レンズならではの立体感と自然なボケ味そして高い解像力を実現し臨場感ある描写である事をアピールしています。
惜しみなく特殊レンズ群を採用したレンズ構成
レンズ構成は19群25枚 (内蔵テレコンバーター 4群7枚を含む) となっておりエレメント的に…
- EDレンズ2枚 … 色にじみ、色収差を効果的に低減
- スーパーEDレンズ1枚 … 色にじみ、色収差を効果的に低減
- 蛍石レンズ2枚 … 望遠レンズの優れた色収差補正と軽量化を実現
- SRレンズ1枚 … 高い色収差補正力を実現
- メソアモルファスコート … あらゆる方向からの入射光に対して高い反射防止性能を発揮
- アルネオコート … 抜けの良いクリアな画像を実現
- 前玉にフッ素コート … 汚れが付着しにくく付着しても簡単に拭き取れる
特殊レンズ群を惜しみなく採用し、3種類のコーティングも施している事が確認できます。加えて1.4倍の内蔵テレコンバーが特長的な超望遠レンズで 400mm / 560mm の焦点距離を切り換えて撮影する事が可能。AFモーターは新開発「シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)」を採用する事で高速・高精度・静音AFを実現している模様。
次に発表されるZレンズは「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」になる?
ニコンは2021年12月に「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」の開発発表済み。国内のZレンズロードマップは掲載済みですが、今回英国ニコンがZレンズロードマップを更新し「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」のシルエットを解禁。ひょっとするとCP+2022に向けて2月に「Z800mm」も発表されるかもしれません。※「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」の製品画像は開発発表時にすでに公開済み。
あと北京五輪(2月4日~22日)が開催されるので、フラッグシップ機「Z 9」と共に今回発表された「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」と開発中の「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」は会場に投入されるのではないでしょうか。