ニコンとタムロン「17-28mmF2.8」のレンズ構成・MTFや希望小売価格を比べてみました
ニコンが、Zマウント フルサイズ対応 超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 17-28mm f/2.8」を発表しました。発表前からタムロン「17-28mm F/2.8 Di III RXD」のOEMレンズではないかと噂されており、レンズ構成やMTFチャートそして希望小売価格など比べてみました。
レンズ構成
- ニコン … 11群13枚
- タムロン … 11群13枚
両レンズともレンズ構成は11群13枚でレンズ構成図を見てみると、レンズ構成はほぼ同じに見えるのは私だけでしょうか。フィルター径も同じ同じ67mmで最大倍率も同じ0.19倍となっています。最短撮影距離も同じでワイド端19cm、テレ端26cm。F値も F2.8-F22 と同じです。
MTFチャート
曲線の基本的な動きは同じ様に見えます。30本/mm曲線の周辺部は若干動きが違う感じでしょうか。特に小型軽量コンセプトのミラーレス用レンズは、周辺部をカメラ内補正前提で設計する事が多くこの辺はEマウント/Zマウントそれぞれの特性に合せて調整されているかもしれません。
希望小売価格(税込)
- ニコン NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 … 183,370円
- タムロン 17-28mm F/2.8 Di III RXD … 137,500円
約45,000円ほどニコン「NIKKOR Z 17-28mm f/2.8」の方が高い事が分かります。しかしニコンの超広角レンズは高額なものが多く「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」の希望小売価格(税込)は186,450円、「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」は352,000円なので今回の「NIKKOR Z 17-28mm f/2.8」は価格も性能も良い落しどころに見えてきます。