ニコン NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S 発表 受注販売 希望小売価格2,432,100円(税込)
ニコンが、Zマウント フルサイズ対応 1.4xテレコンバーター内蔵 超望遠レンズ「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」を発表しました。受注販売で予約受付開始は11月4日 AM10:00、お届け開始は11月25日を予定しています。
希望小売価格
- 2,432,100円(税込)
S-Lineの超望遠レンズだけにそれ相応の希望小売価格 2,432,100円(税込)となっています。先にこの「600mm f/4」が登場し、現在Zレンズロードマップで予定している「200-600mm」の登場時期も気になるところ。
受注生産
このレンズは受注生産となっており、1日の生産数は限定的だと思うので予約もしくは発売後1日でも早い時期に注文を入れておかないと納期が遅れる可能性があるので注意が必要です。受注生産のレンズは、需要が供給を大幅に超えた時に途中で一時的な受注停止になる事があるんですよね。
NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S 基本スペック
- 焦点距離 : 600mm / 内蔵テレコン 840mm
- 最大口径比 : 1:4 / 内臓テレコン 1:5.6
- レンズ構成 : 20群26枚
- レンズ構成 : 内蔵テレコンバーター4群7枚、EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ2枚、メソアモルファスコート、ナノクリスタルコート、最前面のレンズ面にフッ素コート)
- 画角 FX : 4°10′ / 内臓テレコン 3°
- 画角 DX : 2°40′ / 内臓テレコン 2°
- 手ブレ補正 : 5.0段 ※CIPA規格準拠 / VRモード:NORMAL/SPORT
- 最短撮影距離 : 4.3m / 内臓テレコン 4.3m
- 最大撮影倍率 : 0.14倍 / 内臓テレコン 0.2倍
- 絞り羽根数 : 9枚(円形絞り)
- 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
- 最大絞り : f/4 / 内臓テレコン f/5.6
- 最小絞り : f/32 / 内臓テレコン f/45
- フォーカス制限切り換えスイッチ : FULL(∞~4.3m)と∞–10mの2段切り換え
- フィルターサイズ : 46mm(組み込み式)
- サイズ : 約165mm(最大径)×437mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
- 質量 : 3260g
- 付属品 : レンズキャップ LC-K107、裏ぶた LF-N1、レンズフード HK-43、ストラップ LN-3、レンズケース CL-L3
1.4倍のテレコンバーターを内蔵する事で " 600mm " と " 840mm " の焦点距離に対応している事が特長の1つ。さらにテレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-2.0x」を組み合わせる事で " 1200mm " に対応し、さらに内蔵テレコンバーターを使用する事で最大 " 1680mm " の焦点距離の撮影が可能とのこと。
動画撮影において「Z 9」と組み合わせると、内蔵テレコンバーターと2.3倍クロップを使用することで " 1932mm " 相当の焦点距離で撮影可能だそうです。
600mm f/4 レンズなので質量は 3260g ですが、従来製品より約550g軽量化を実現。
AF性能も気になるところですが、シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)を採用する事で高速・高精度・静音AFを実現しているとのこと。手ブレ補正効果は5.0段分効果で「Z 9」との組み合わせでシンクロVR効果は " 5.5段 " 効果となっています。
MTF曲線
MTFチャートを見てみると、ほぼ上に張り付いている事が確認できます。内臓テレコンバーター使用時は周辺部が少し落ちるものの 赤線10本/mm はほぼ上に張り付いたままで、青線30本/mm は少し落ちるものの解像度は保持しているように見えます。
ちなみに 赤線10本/mm の曲線が1に近いほどコントラストがよくヌケの良いレンズになり、青線 30本/mmの数値が高いほど高解像なレンズと言われています。大体0.8を超えれば優秀なレンズといった感じでしょうか。
ちなみに「FIFAワールドカップカタール2022」が11月20日~12月18日まで開催されるので、この「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」が投入される可能性が高そうな予感。