ニコン「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」ユーザーのニーズに応えていく
ニコンが、Zマウント DX用「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」を発表しました。パワーズ―ムを搭載した小型軽量コンセプトの広角ズームレンズに仕上がっています。※35mm換算 18mm-42mm
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR 基本スペック
- 焦点距離 : 12-28mm ※35mm換算 18mm-42mm
- 最大口径比 : 1:3.5-5.6
- レンズ構成 : 11 群12枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚)
- 画角 : DX 99° - 53°
- 手ブレ補正 : ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
- 手ブレ補正効果:4.5段 ※CIPA規格準拠
- VRモード:NORMAL/SPORT
- 三脚使用時ブレ補正:有り
- 最短撮影距離 : 19cm (ズーム全域)
- 最大撮影倍率 : 0.21倍
- 絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
- 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
- 最大絞り : f/3.5(焦点距離12mm)、f/5.6(焦点距離28mm)
- 最小絞り : f/16(焦点距離12mm)、f/25(焦点距離28mm)
- フィルターサイズ : 67mm
- サイズ (最大径x長さ) : 72mm x 63.5mm
- 質量 : 約205g
- 付属品 : レンズキャップ67mm LC-67B、裏ぶた LF-N1
パワーズ―ム搭載 広角ズームレンズ
「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」は、35mm換算 18mm-42mmを実現した広角ズームレンズでしかも " パワーズーム(PZ) " を搭載しており、Vlogなどの日常的な動画用途に最適化している事が特長の1つではないでしょうか。ズーム速度は11段階から設定可能とのこと。ただし発売時、カメラ本体のボタンやリモコンによるズーム操作は「Z 30」「Z fc」のみ対応している模様。今後のファームウェアアップデートで他の機種も対応するのでしょうか。
パワーズームのフィーリングはメーカーごとに違うので、実際に試してみないと分からない領域がありそうな予感。
ズーム全域の最短撮影距離が19cm
ズーム全域の撮影最短距離が " 19cm " となっており、静止画・動画撮影におけるクローズアップ撮影に対応しており、幅広い使い方を提案しています。F値が " F3.5 " スタートのDXレンズなので、クロースアップ撮影した時のボケ具合やボケ味の仕上がり具合が気になるところ。ちなみに撮影最大倍率は0.21倍となっています。
小型軽量コンセプト
質量は " 205g " でサイズは " 72mm x 63.5mm " に仕上がっており、静止画・動画撮影において使い回しが良く快適な撮影が可能になっていそうな印象。あとはAFの精度や追従性で評価が左右されそうな予感。
ニコンはプレスリリースで " カバンにも収納しやすく、街歩きや旅行などにおいても気軽に持ち歩くことが可能です " と表現しています。ちなみに " 防塵・防滴に配慮した設計 " とのこと。
手ブレ補正効果4.5段
手ブレ補正効果は " 4.5段 " 分効果。DX機でNORMALモードを使用しテレ端で測定した数値となっています。※CIPA規格準拠
35mm換算 18mm-42mm のレンズなので " 4.5段 " あれば、日常的な静止画や動画(Vlogやセルフィ)用途において必要十分ではないでしょうか。
発売日は2023年5月19日
「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」の発売日は2023年5月19日を予定しています。希望小売価格は設定されていないオープン価格となっており、予約受付開始は2023年4月20日 AM10:00 で現時点で各量販店の売り出し価格は不明。※デジカメWatchが、店頭予想価格は54,000円(税込)と掲載
DXレンズラインアップ
- NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
今回の「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」でZマウント DXレンズは4本目になります。今後もZマウント DXレンズを拡充していく方向なのか、限定的になるのかZレンズロードマップの更新にも注視していきたいところです。
ニコンのメッセージ
「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」のプレスリリースを見てみると…
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。※プレスリリースより
上記のメッセージが掲載されています。ユーザーの要望に応えていく事を明言しているので、今後ニコンからどのようなZカメラとZレンズが登場するのか楽しみにしているニコンユーザーさんは多いのではないでしょうか。今年「Z8」が登場するのかどうか個人的に注目しています。