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ニコン「Z8」発表 「Z9」と同等の性能を小型ボディに凝縮 真のD850後継機

ニコンがついにZマウント FX機「Z 8」を正式発表しました。フラッグシップ機「Z 9」と同等の性能を小型ボディに凝縮したフルサイズミラーレス機に仕上がっているとのこと。静止画・動画ともに高いレベルで撮影可能なハイブリッド機の模様。

米国ニコン公式サイトで " 真のD850後継機 " 表記

Z8

米国ニコン公式サイトの「Z 8」製品ページを見てみると " Compact follow-up to Z 9. True successor to D850 / コンパクトボディながらもZ 9を引き継ぐ性能。真のD850後継機。" と掲載されています。なので「Z 8」は、直系の「D850」後継機と言って良いのではないでしょうか。※国内では「D850」後継機の文言は見当たらず…^^;

マーケティングや販売の事を考えると日本市場こそ " 真のD850後継機 " の文言の必要な気が…。ひょっとすると国内では、ハイブリッド機として新たなユーザー層の獲得を目指しているのかしれません。

後に記述しますが、国内「Z 8」価格はオープン価格で予約受付開始は5月12日なので正確な売り出し価格は現時点で不明。しかし上記の画像に「Z 8」ボディ価格が掲載されており約4,000ドルとなっています。現在のレートで単純に換算すると約54万円に。

「Z 8」は多くの Z 9 基本性能を引き継ぐ

ニコンZ8スペック比較

上記は「Z 8」vs「Z 9」vs「D850」スペック比較表ですが、「Z 8」は「Z 9」の多くの基本性能を引き継いでいる事が伺えます。「Z 8」が「Z 9」を引き継いでいる箇所をピックアップしてみると…

  • 4570万画素 積層型CMOSセンサー
  • EXPEED 7
  • 8.3K 60p N-RAW
  • 動画フォーマット N-RAW、ProRes RAW HQ、ProRes 422 HQ、H.265/HEVC、H.264/AVC
  • AFポイント 493ポイント、3Dトラッキング、ディープラーニングによる被写体検出
  • 高速連写 RAW20コマ/秒、JPG120コマ/秒
  • 電子シャッター ※メカシャッター非搭載
  • シャッタースピード 1/32000秒
  • ブラックアウトフリーEVF リフレッシュレート120fps

個人的に「Z 8」にはメカシャッターを搭載してくるのかな?と思っていたので「Z 9」と同じ様に電子シャッターのみの仕様にはビックリ。あとバッテリーが異なり「Z 8」 はEN-EL15を採用。「Z 8」のメモリーカードスロットは、CFexpress Type B / XQD + SDカードのダブルカードスロットになっています。※「Z 9」は、CFexpress Type B / XQD ダブルカードスロット

「Z 8」の小型ボディコンセプトをアピール

サイズ

米国ニコンや日本ニコンの公式サイトを見てみると、共通して「Z 8」の小型ボディコンセプトをアピールしています。「Z 8」は「Z 9」の基本性能を引継ぎながらも「Z 9」より30%小型で、デジタル一眼レフ「D850」よりも15%小型に仕上がっている事をアピール。

「Z 8」発売日は5月26日、予約受付開始は5月12日 AM10:00

国内の「Z 8」発売予定日は、2023年5月26日とのこと。予約受付開始日は5月12日 AM10:00 となっているので、すでに「Z 8」の購入を検討中の方は予約争奪戦に参戦する事をお勧めします。「Z 9」より生産台数は多いと思いますが、発売当初は需要が供給を大きく上回りそうな予感。

「Z 8」先行体験会 (事前予約制) は5月11日~25日

ニコンは「Z 8」先行体験会の開催を告知済み。事前予約制となっており、開催期間は5月11日~25日とのこと。開催場所は、ニコンプラザ東京・ニコンプラザ大阪となっています。ショールームの一般展示は、先行体験会終了後の5月26日以降となっています。一般公開はちょうど「Z 8」発売日になりますね。

国内では " 真のD850後継機 " と表現していませんが、Zマウントで直系のD850後継機を待ち望んでいたニコン・ユーザーさんは潜在的に多いのではないでしょうか。ニコン「Z 8」カタログ(PDF)もダウンロード可能となっています。