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ニコン「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」発表 キットレンズからのステップアップ

ニコンが海外で先行発表していたZマウント DX 単焦点レンズ「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」を国内で正式発表しました。小型軽量コンセプトの35mm換算 36mm相当の単焦点レンズで、DXキットレンズからのステップアップレンズの模様。ZマウントDXにおける最初の単焦点レンズになります。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 基本スペック

  • 焦点距離 : 24mm ※35mm換算36mm
  • 最大口径比 : 1:1.7
  • レンズ構成 : 8群9枚 (非球面レンズ2枚)
  • 画角 : 61°(APS-C)
  • ピント合わせ : RF(リアフォーカス)方式
  • 最短撮影距離 : 18cm
  • 最大撮影倍率 : 0.19倍
  • 絞り羽根枚数 : 7枚 (円形絞り)
  • 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
  • 最大絞り : f/1.7
  • 最小絞り : f/11
  • フィルターサイズ : 46mm
  • サイズ(最大径x長さ) : 70×40mm
  • 質量 : 135g
  • 付属品 : レンズキャップ46mm LC-46B、 裏ぶた LF-N1、レンズフード HN-42

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 2本目のレンズとして提案

プレスリリース見てみると " キットレンズからのステップアップユーザーを幅広いシーンでサポートします " と表現しており、この「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」はDXカメラにおいて2本目もしくは3本目のレンズとして開発したDX単焦点レンズである事が伺えます。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 基本性能

35mm換算で " 36mm " 相当の焦点距離の単焦点レンズ。定番焦点距離の1つ " 35mm " レンズと言って良いのではないでしょうか。F値は " F1.7 " と明るく、最短撮影距離は " 18cm " となっているので、ポートレート・テーブルフォト・風景など日常の様々なシーンで活躍しそうな予感。F1.7なので低照度シーンもいけそうで、クローズアップ撮影時はそれなりのボケ味も期待できそうな予感。

Vlog用途も考慮しており、フォーカスブリージングの抑制に配慮した設計を施しているとのこと。STM(ステッピングモーター)を採用する事により静寂なAF駆動を実現、静かなシーンでもAF音を気にせず撮影に集中可能としています。

まだ予約受付開始されていないので正確な量販店売り出し価格は分かりませんが、デジカメWatchが店頭予想価格40,700円と伝えており、この価格帯で " 防塵・防滴に配慮した設計 " が施されているのは注目したいところ。メーカーによってこの価格帯の一部のレンズにはレンズフードが付属しない事があるだけに、レンズフード(HN-42)が付属する事も嬉しいポイントです。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 レンズ構成図とMTFチャート

MTF

レンズ構成は8群9枚(非球面レンズ2枚)となっており、MTFチャート見てみると中心部のシャープネスとコントラストは高そうな印象。周辺部にいくに従ってなだらかにシャープネスとコントラストが下がっている事が確認できます。周辺までパキパキな描写ではなく、周辺は自然な描写に仕上がっている感じでしょうか。

発売日と予約受付開始日

  • 発売日 … 2023年6月23日
  • 予約受付開始日 … 2023年6月9日 AM10:00

このレンズに希望小売価格はなくオープン価格となっており、予約受付開始日に分かる各量販店売り出し価格が気になるところ。先程書いた通り「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」の店頭予想価格40,700円となっているので、40,000円を切ってくる量販店があるのかどうか注目です。

一足早く米国では6月15日に発売されますが、日本ではそれほど差はなく " 6月23日 " 発売予定。個人的に「Z fc」と「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」のレンズキットが用意されても良いような気がします。