RED CEO大石氏「将来的にZマウントのREDカメラを導入したいと考えている」
Film and Digital Timesが、RED デジタルシネマ CEO 大石啓二氏 と ジャレッド・ランド氏 インタビュー記事を掲載しました。個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみました。
RFマウントを製品ラインに残す
大石氏 : REDの販売・サポート・保証は現在通り変更はありません。お客様が今後のラインアップの健全性を心配するかもしれないので、我々はRFマウントの製品ラインを残す事をお伝えしたいと思います。
将来的にZマウントのREDカメラを導入したい
大石氏 : 我々は将来的にZマウントを採用したREDカメラを選択肢の1つとして導入したいと考えています。現在展開しているRFマウントに追加する事になりますが、数年掛かる可能性があります。
シネマレンズのラインアップを追加したい
大石氏 : この先 機会があれば様々なアプローチを参考にしてシネマレンズラインアップを追加したいと考えています。我々は市場の要望を理解しています。
NIKKORシネマレンズに関する質問にジャレッド氏は、ニコンのシネマレンズに対してとても興奮しているとコメント。 ジャレッド氏は " No promises / 約束はできない " としながらもシネマレンズ開発は大変だがとても大きなチャンスだと思うと語っています。
新製品は両社の技術を組み合わせたものになる
大石氏 : カメラボディの話をして良いですか? 答えは " Yes " です。しかし新しい技術を組み合わせた製品のリリースは少なくとも数年は掛かるでしょう。
大石は、ニコンの技術を100年以上の歴史と画像処理のノウハウそして光学技術やユーザーインターフェースに基づいたに技術力・製品開発・卓越した信頼性と表現し、REDの画像圧縮技術やカラーサイエンスなどの先進的な知識も歓迎するとコメントしています。
話は少し変わりますが、ニコンによるRED子会社化はNAB2024開催直前に発表され、NAB会場で大石氏が会場で闊歩している公式動画も公開されています。日本的に言えば、顔見せというか色々挨拶回りや商談も行ったのではないでしょうか。